パリ・サンジェルマン所属のFWネイマール。レアル・マドリーがネイマール獲得を画策しているようだ。
今夏の移籍市場で2億2200万ユーロという途方もない金額でパリSGがネイマールを強奪。
フランスで多くの問題行動が目立ち、スペイン復帰に心が揺るがされているネイマール。
マドリーのフロレンティーノ会長は、来夏以降にネイマール獲得に向け動き始めているという。
ペレス会長は、これまでチームの絶対的エースとして君臨し続けたFWクリスティアーノ・ロナウドの後釜を確保を望んでいる。
C・ロナウドとマドリーの現行契約は2021年で満了を迎える。
選手の年齢、サラリーの問題などを考慮すれば、ペレス会長は早期売却も視野に入れマーケットを睨んでいることは間違い無いだろう。
今季、チーム全体の決定力不足が成績に大きく反映しており、安定した戦いを見せることができていないのが現状だ。
ペレス会長は、来夏以降にネイマール獲得に向け選手の代理人を務めるワグネル・リベイロ氏と接触を試みている。
2013年夏、サントスからバルセロナへ移籍した際、最も獲得を望んでいたのがペレス会長だ。
バルセロナ移籍まで絶対的なエースとして君臨し続けてきたネイマールだが、バルセロナ移籍で飛躍的に成長したものの、リオネル・メッシの存在に隠れくすぶり続けていた。
如何に破格のオファーといえど、リーグ全体のレベルが落ちるリーグ・アンに新天地を求めたのは、中心選手としてチャンピオンズリーグ制覇、バロンドール受賞、ワールドカップ制覇の3つの約束があるからだ。
前述の通り、ネイマールはパリSGで王様としての存在を求めている。
だが、それが仇となりロッカールーム内は大きな混乱。
短期間で結果を判断することは難しいが、ネイマールがパリSGのパフォーマンスに限界を感じた場合、マーケットで移籍することを熱望してもおかしくない。
パリSGは、バルセロナからネイマールを引き抜くために費やした時間は1年間とされているが、マドリーはもっと短時間で交渉を成し遂げてしまうかもしれない。
だが、獲得オペレーションを実現させるためには、C・ロナウドの存在が大きく関係することは間違いない。
クラブ内のヒエラルキーは、C・ロナウドやセルヒオ・ラモス等が頂点に君臨する。
なかでも、発言力の高いC・ロナウドは、ネイマールにとってメッシと同レベルの存在。
ペレス会長も、この件に関して理解しているとみており、ネイマール獲得が実現可能なレベルまで高まれば、前線の世代交代は一気に推し進めるだろう。
マドリーにとって、攻撃陣のタレント刷新は必要不可欠。
トッテナム所属のFWハリー・ケインを筆頭に、複数の選手をリストアップしていると噂されている。
果たして、マドリーはネイマール獲得オペレーションを遂行することになるか注目が集まりそうだ。