レアル・マドリー所属のDFナチョ・フェルナンデス。今夏の移籍市場でイタリア挑戦の可能性が浮上した。
レアル・マドリーの生え抜きDFナチョ、イタリア移籍か
世界一の目利きモンチが“縁の下の力持ち”に関心https://t.co/yx5wLiPIRa pic.twitter.com/B6xhg0rWWI
— フットボールチャンネル⚽️ (@foot_ch) February 16, 2018
ナチョ獲得に関心を示しているのが、モンチSDの下で確かなチーム作りに着手するローマだ。
マドリーの下部組織出身で、守備的なポジションならどこでも対応できるポリバレント性が売りのナチョ。
今季、公式戦で30試合に出場しマドリーの最終ラインに安定感をもたらし大きく貢献している。
CBを本職とするナチョだが、セルヒオ・ラモスやラファエル・ヴァランの陰に隠れスタメン確保に至っていない。
クラブとは、2020年まで契約を残しているが、スタメンが確約されないマドリーとは異なり、ローマは即戦力としてナチョを迎え入れる準備を進めており、継続的な出場機会を手に入れるチャンスも高い。
なによりも、モンチSDのお眼鏡にかかった選手だ。一定のパフォーマンスは約束された感があり、ローマにとっても貴重な中心選手へ成長することを期待していることだろう。
この夏、マドリーはCBの近年伸び悩むヴァランの代役を獲得することを検討している。
一説によれば、ACミラン所属のDFアレッシオ・ロマニョーリをターゲットにしているとも噂されており、ナチョが主力として定着する可能性は限りなく低い。
だが、両サイドバックとCBのポジションを高いレベルでプレーできる選手を、簡単に放出することは考えにくい。
この夏、前線の補強に集中して資金を投資することをペレス会長が選択した場合、ナチョの残留は必須となるだろう。
ナチョに関しては、現時点で移籍の可能性は非常に低いと考えられるが、ロシア・ワールドカップでスペイン代表に召集され大きな働きを見せ市場価値が飛躍的に高まれば状況は異なるかもしれない。
最終的には、ローマを筆頭に獲得を望むクラブが、マドリーにどの程度のオファーを提示するかが鍵となる。
長きにわたり守備のスペシャリストとしてマドリーを支え続けてきた功労者。
クラブ、そして選手が今夏にどのような決断を下すこととなるか注目が集まりそうだ。