レアル、ポグバ獲得を諦めず?今冬の獲得に向けMFトニ・クロースとトレードを画策か?

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 マンチェスター・ユナイテッド所属のMFポール・ポグバ。今夏の移籍市場以降、レアル・マドリーが獲得に向け執拗に追い続けてきた。
 だが、ユナイテッドが設定する高額な移籍金が最大のネックとなり獲得を実現させることができなかった。

 

 ただ、クラブを率いるジネディーヌ・ジダン監督はポグバ獲得を最重要事項と位置付けており、クラブ側に是が非でも獲得するよう強く要請しているという。
 これを受け、クラブ側は今冬の移籍市場において再びポグバ獲得に向け動き始めるという見方が強い。

 

 ただ、今夏の移籍市場で3億ユーロを超える投資を行ったマドリーの金庫には、多くのキャッシュは残されていない。
 事実、今夏の大型補強がFFP調査対象にされるなどピッチ外の動きが騒がしいのが現状。

 

 マドリーは、幾重にも渡る包囲網をくぐり抜けポグバ獲得を実現させるために、ユナイテッドが獲得を模索するMFトニ・クロースをトレード要員として譲渡するプランを検討しているとのこと。

 

 とはいえ、両クラブは両選手に対して要求する条件には大きな開きがある。
 クロースの方が移籍金が若干安く設定されている印象があるため、トレード実現は移籍金の追加投資が必要となる。

 

 が、絶大なポテンシャルを持つポグバだが、ユナイテッド挑戦は完全に失敗に終わり大きなインパクトを残すことができなかった。
 ユナイテッドの高額な移籍金の設定は、市場価値下落をひた隠しにする一つの材料に過ぎないのが現状。

 

 そんな中で、第2時ジダン政権が波に乗り切れていない現状において、ペレス会長が大きな決断を下すか注目だ。
 ペレス会長は、そもそもポグバの代理人であるミーノ・ライオラ氏と一定の距離感を保って交渉を続けてきた。

 

 シビアなビジネスマンが嗅ぎつけた独特の匂いがあるのか、決して急接近する姿を見せてない。
 ライオラ氏側も、自身が多く抱える有料選手がマドリーの白い門をくぐることができていないのはそのためだろう。

 

 今夏の移籍市場でポグバ獲得交渉が成立しなかったのは、高額な移籍金に加え代理人の存在、選手のパフォーマンスなど様々な査定があってのことだと考えられているのが現状。
 FFPを懸念しなければならないが、マドリーの資金力を持ってすれば、ポグバ獲得は問題なく交渉を進めることができる。

 

 ただし、マーケットにはポグバ以上にクラブにフィットするであろう選手が、半値以下の価格で出回る可能性が示唆されている。
 その筆頭は、ペレス会長が獲得を熱望するトッテナム所属のMFクリスティアン・エリクセンだ。

 

 ジダン監督は、中盤にダイナミズムなプレースタイルを持つポグバ獲得を熱望し、中盤の得点力アップを模索。
 ただ、ポグバのプレースタイルは不安定感が否めず、時にはピッチ上から存在が消えることが多々。

 

 選手としてのポテンシャルは申し分ないものの、貧弱なメンタルが問題視されておりマドリー首脳陣は獲得に否定的な声が上がっているのも事実。
 一方で、昨季から不調が続くトニ・クロースをクラブ首脳陣は今冬、もしくは来夏に売りに出すことを画策。

 

 ただ、この売却は冷静になって考えた方が良いだろう。
 リーグ開幕時点でのクロースのパフォーマンスは、酷評するほど悪いものではなかった。

 

 けが人続出でベストメンバーが組めない中で、ベストなパフォーマンスを披露したと言っても言い過ぎではないかもしれない。
 カゼミーロが中盤でアンカーとして大きな活躍を見せることができているのも、クロースやルカ・モドリッチの存在があるからこそ。

 

 クロースは、マドリーでの現役引退を熱望しており売却交渉は簡単に進むことはない。
 箸にも棒にもかからない可能性のあるポグバを獲得するよりは、今夏逆オファーを受けたエリクセンやアヤックス所属のMFドニー・ファン・デ・ベークを継続して狙っていく方のがメリットは大きい。

 

 来夏のメインターゲットとされているパリ・サンジェルマン所属のFWキリアン・ムバッペ獲得のためにも補強資金は確保しておく必要がある。
 エリクセンは、トッテナムとの契約延長交渉を拒否した時点で移籍金ゼロでの獲得が可能となる。

 

 熾烈な争奪戦を制する必要はあるが、今夏の時点でラブコールを受け取った現状を考えればハードルは低いのかもしれない。
 ポグバは、特大なポテンシャルを秘めていることは認めるが、タイプは異なれど元イタリア代表FWマリオ・バロテッリや、元イタリア代表FWアントニオ・カッサーノと同じ匂いを感じざるを得ない選手の一人。

 

 大きな問題児とまでは言わないが、メンタル面に大きな不安を感じることを考えると、周囲からのプレッシャーが尋常にないほど強いマドリーでプレーしていくことができるのかが懸念しされる。
 個人的には、ハードワークを厭わず中盤で複数のポジションをこなし違いを構築することができるエリクセン獲得の方が理想的な選択ではないかと考えるのだが。

 

 果たして。

 

 

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