チェルシー所属のDFアントニオ・リュディガー。今夏にレアル・マドリーへ移籍することで基本合意を締結した。
今季限りでチェルシーとの現行契約が満了を迎えるリュディガー。
チェルシーはリュディガーと新契約締結に向け交渉を続けてきたが、選手側が契約延長を望まなかったため去就が注目。
マドリーの他にもバルセロナやマンチェスター・ユナイテッドといったビッグクラブが獲得に関心を示し激しい争奪戦が繰り広げられてきた。
争奪戦を大きくリードしてきたマドリーだが、選手が要求する高額なサラリーが交渉のネックとなり、一時は交渉から撤退するなど不透明な状況が続いていたのも事実。
リュディガー側は、他クラブとの交渉を行ったものの大きな手応えを得ることができずマドリーとの交渉を再開。
報道によると当初の要求額を減額し週給20万ポンドの4年契約で口頭合意。
メディカルチェックと契約書へのサインを残すのみとなり今季終了前後に正式発表される見通しとなった。
2017年夏にASローマからチェルシーへ加入したリュディガー。
これまで公式戦通算196試合に出場。
とりわけ顕著なのがトーマス・トゥヘル監督の下で大きく成長し、最終ラインを牽引する活躍を披露してきた。
ドイツ代表など4バックでの戦いで大きなインパクトを残せていない印象の強いリュディガーが、4バック主流のマドリーでチェルシー以上の結果をクラブにもたらすことができるのか?
そして、現在29歳と決して若いとは言い切れない選手に4年間という長期の契約をオファーしたマドリー。
選手側の意向を最大限汲み取った形でのオファーであることは察することができるが、不安要素にならなければ良いのだが。
ただ、リュディガーがチェルシーでの活躍をそのままマドリーに持ち込んでくれれば、今季不安視された最終ラインの強度は格段にアップすることができる。
昨年夏にバイエルン・ミュンヘンを契約満了で退団しマドリーへ移籍したDFダヴィド・アラバの再来としてリュディガーには大きな期待が寄せられるだろう。
チェルシー所属のDFアントニオ・リュディガー
レアル・マドリー移籍で口頭合意https://t.co/ZOfqKaIkBi— 海外サッカー移籍情報 (@soccer_Infor) April 25, 2022