マンチェスター・シティを率いるジョゼップ・グアルディオラ監督が、古巣バルセロナの最終ラインの中心選手であるDFサミュエル・ウムティティ強奪を画策しているようだ。
今季、プレミアリーグで圧巻のパフォーマンスを披露するシティ。
リーグ第10節を終えた時点で首位をキープ。
2位に位置するマンチェスター・ユナイテッドとの勝ち点差5をつけるなど圧倒的なパフォーマンスを披露している。
だがグアルディオラ監督の飽くなき挑戦は続く。
今夏の移籍市場でもセンターバックの補強に動いていたとされるシティ。
ジョン・ストーンズとニコラス・オタメンディが構築する最終ラインは強固であるが、グアルディオラ監督が求める足元の技術に難がある。
今季途中に30歳を迎えるオタメンディを考慮すれば、世代交代を視野に入れた動きも納得ができる。
2016年夏に左利きのCBとして期待されバルセロナへ加入したウムティティ。
MFハビエル・マスチェラーノとのポジション争いを制し、今季最終ラインの主力として活躍している。
高さやフィジカルの強さ、足元の技術など高レベルでプレーするウムティティは、グアルディオラ監督が求めるCB像に近いものがあると考える。
昨季からの高パフォーマンスで他クラブに引き抜かれることを防止すべく、選手側と契約更新を急いでいる。
ウムティティには6000万ユーロの契約解除金が設定されているが、契約更新で更なる増額を目論んでいることは間違いない。
空中戦で無類の強さを誇り、最終ラインから丁寧にパスをつなぐスタイルが定着したウムティティ。
グアルディオラ監督が思考するスタイルにフィットする逸材である。
クラブ全体の高齢化が危惧されているバルセロナ。ジェラール・ピケの後継者として大きな期待が寄せられるウムティティを慰留することができるか注目が集まりそうだ。