チェルシーは、今夏の移籍市場でアトレティコ・マドリーから獲得したMFサウール・ニゲスの放出を検討しているのかもしれない。
アトレティコで長きに渡り主力として活躍を続けてきたサウールは、複数のクラブが争奪戦を繰り広げるなか移籍期間終了直前にチェルシー移籍が決定。
契約形態は、買取オプション付きのレンタル契約という形で両クラブが合意。
即戦力として期待が大きく欧州連覇、プレミアリーグ優勝を狙うチェルシーで結果を残すことが大きく期待されていた。
しかし、サウールを取り巻く状況は厳しい。
自身初のプレミアリーグ挑戦で本領を発揮できない状況が続き、リーグ第11節終了時点で2試合( うち先発出場1試合 )に出場。
プレー時間は、トータルで53分とトーマス・トゥヘル監督から信頼を得られていないのが現状だ。
現状を踏まえチェルシーは、サウールの契約に付随する買取オプションを行使することは考えていないだろう。
このまま出場機会に増加が見られなければ、今冬のタイミングでアトレティコとのレンタル契約を打ち切り古巣復帰の可能性も。
ただ、サウールにはチェルシー退団を考えていないことは間違いない。
今季終了後に開催が予定されるカタール・ワールドカップ出場を目論んでいるからだ。
とはいえ、ワールドカップ予選を戦うスペイン代表メンバーから外れた現状を考えれば、早期に結果が求められる。
アトレティコで残してきた結果は誰しもが認めるものであり、代表ウィークを利用しトゥヘル監督の信頼を掴み取ることができるか注目。
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今冬にMFサウール・ニゲス放出を検討https://t.co/nvYkThLch5— 海外サッカー移籍情報 (@soccer_Infor) November 9, 2021