チェルシーがプリシッチ売却を検討へ

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 チェルシー所属のFWクリスティアン・プリシッチ。報道によると、クラブはプリシッチの売却を検討しているようだ。
 このアメリカ代表FWがマーケットに出回ることになれば、争奪戦は必須。

 

 すでにリヴァプールやバルセロナ等が獲得に関心を示していると伝えられているという。
 2019年夏にボルシア・ドルトムントからチェルシーへ新天地を求めたプリシッチ。

 

 加入当初は大きな活躍が期待され、過去2シーズンで公式戦77試合に出場し17得点14アシストを記録した。
 昨季、チャンピオンズリーグ優勝への貢献も含めても一定の結果を残してきた印象は強い。

 

 ただ、推定6400万ユーロという巨額の移籍金でプリシッチを獲得したチェルシーは、これまでのシーズンの結果を受け移籍金に見合う活躍を見せることができていないと判断しているのかもしれない。

 

 近年、クラブの大型補強の煽りを受ける形で出場機会の減少もあるが、今季は負傷の影響でここまで公式戦で6試合のみと苦しいシーズンを過ごしているのが現状。
 報道によると、プリシッチは代理人を通してチェルシーに移籍を要請していると伝えた。

 

 選手からの要請を受けたチェルシーは、移籍容認を建設的に検討し新天地がプレミアリーグ以外のクラブであり、移籍金5000万ユーロが支払われるのであれば、移籍を容認する姿勢を見せている。

 

 とはいえ、現時点で具体的な動きを見せているクラブは、リヴァプールとバルセロナのみ。
 同じプレミアリーグで戦うリヴァプール、巨額の負債を抱えチェルシーが要求する移籍金を用意できるか分からないバルセロナ。

 

 両者とも問題を抱えており、プリシッチ移籍交渉は容易に進むものではないと考えられる。
 唯一の打開策としてバルセロナが考案しているのは、買取義務を付帯したレンタル契約、もしくは他選手を譲渡し移籍金を減額させた完全移籍での取引のいずれかでオファーを提示する2案を検討。

 

 チェルシーは、プレミアリーグ内での移籍を認めない方針で固まっているため、バルセロナが提示するであろう条件を受け取ったのちにプリシッチ売却を決済するかどうかだろう。
 現状では、取引成立には大きな開きがあるように思えるのだが、この交渉どのような形で終えることになるのか注目。

 

 

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