来夏の移籍市場でトッテナム所属のFWハリー・ケイン獲得を熱望するレアル・マドリー。
現時点で具体的な動きはないものの、ケイン獲得に向け虎視眈々と準備を進めるのがマドリーというクラブだ。
報道によると、フロレンティーノ・ペレス会長がケイン獲得に向けガレス・ベイルを取引の一部として差し出そうとしているという。
ベイルといえば、トッテナム市場最上位に位置する選手。
当時、マドリーはベイルを推定1億ポンドという当時の移籍金史上最高額を塗り替える形でマドリーへ移籍。
マドリー加入後、チャンピオンズリーグ制覇に大きく貢献するなど結果を残し続けてきたが、度重なる負傷の影響で大きくパフォーマンスを落としているのも事実だ。
ペレス会長は、ケイン獲得への関心を表に出していないものの、今季の成績如何では前線の戦力の刷新を画策するだろう。
すでに水面下での接触は進められており、マドリーの幹部がトッテナム側とコンタクトを取ったとも伝えている。
現時点でトッテナムの姿勢はケイン売却という選択肢はない。
だが、すでにトッテナムでトップクラスのサラリーを受け取っているケイン。
仮に選手が、さらなる昇給とステップアップを求めた場合、慰留させるだけの手数がないのがトッテナムだ。
マドリーが粘り強くトッテナムと接触を続けているのは、ケイン売却へと大きくシフトチェンジした時に備えてだ。
ケインがマーケットに出回ることとなれば、欧州を代表するメガクラブ間での争奪戦は必須。
他クラブからケインに関するオファーが届いた場合、マドリーにその旨を報告することの約束を取り付けているという。
トッテナムは、ケイン売却で2億ポンドの移籍金を求めるとされている。
この取引に、ベイルを織り込むことで1億5000万ポンドまで移籍金を減額させることを画策している。
ケインの移籍オペレーションの手綱は選手が握っていることは間違いない。
サラリーキャップ制を採用しているトッテナムにとって、メガクラブが用意するであろうサラリーを支払うことはできない。
選手のパフォーマンス、そしてサラリーなど複数のことを鑑みても、トッテナムの枠に収まりきらない選手へとケインは成長している。
2017年、年間最多ゴール数を57ゴールへと伸ばしたケイン。
今のところ同選手はトッテナムでキャリアを終えたち考えているようだが、今季終了後に行われるロシア・ワールドカップが一つの天気となることは間違いないだろう。
来夏の移籍市場で攻撃陣の刷新を画策するマドリー。サポーターから大きな批判を浴びるかリム・ベンゼマ、負傷を繰り返すガレス・ベイルの2枚看板を放出し、新たな攻撃陣の構築を画策してもおかしくはないだろう。