ユヴェントスがカンテ獲得に関心?実現不可能なオペレーションに挑む

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 チェルシー所属のMFエヌゴロ・カンテ。今夏の移籍市場でユヴェントスがカンテ獲得を目指しているようだ。

 

 

 

 

 15-16シーズンに“ 奇跡のレスター ”を演じた中心選手の一人カンテ。
 レスター・シティでのパフォーマンスが高く評価され、2016年夏にチェルシーへ新天地を求めた。

 

 その後の活躍は周知の事実で、クラブそして代表で中心選手の一人として活躍している。
 チェルシーでの活躍を受け、近年移籍マーケットが開く度にビッグクラブが獲得に関心を示し争奪戦が。

 

 だが、これをよそにチェルシーとカンテは2018年11月に現行契約を2023年まで延長。
 すでに市場価値は1億ポンドに近い価格まで高騰しており、チェルシーにとって放出不可避の選手の一人へと成長している。

 

 そんななか、今夏の移籍市場で大型補強を画策するユヴェントスが、カンテ獲得を視野に入れ選手の代理人と接触したようだ。
 最初の接触で具体的な交渉は行われていないと予想するが、ユヴェントスがカンテ側に獲得の意思があることは伝えているだろう。

 

 とはいえ、ユヴェントスにとって交渉実現に向け非常にハードな交渉を強いられることは間違いない。
 チェルシーは、向こう2回の移籍マーケットでの戦力補強を禁止する処分をFIFAより言い渡されている。

 

 処分軽減を求めFIFAに訴えを行い、結果次第ではスポーツ仲裁裁判所への上訴も辞さない構えだろう。
 ただ、現状を考えればカンテのユヴェントス行きが決定すると言う未来予想図はない。

 

 代役を確保することができず、選手側からはクラブに対する不満を示すような声は聞こえてこない。
 懸念しされていた契約問題も昨年解消したばかり。

 

 唯一懸念されるのは、選手が本来得意とするポジションではない攻撃的なCMFでプレーしているくらいだろう。
 ただ、このポイントに関してもマウリツィオ・サッリ監督等が十分なケアを行なっていると予想。

 

 仮に、カンテがマーケットに出回ることになれば、他クラブが黙って交渉の行方を見守るはずはないだろう。
 突然伝えられたユヴェントスのカンテ獲得報道だが、この夏の実現は不可能だろう。

 

 仮に、市場価値の倍額の移籍金を用意したとしても、交渉成立は難しい。
 今夏の獲得は事実上困難な状況にあるだけに、来夏の移籍市場に向けた交渉へとシフトチェンジしていくのが現実的な選択となるのかもしれない。

 

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