パリSGがベンゼマ獲得に関心か? カバーニとのトレードが急浮上

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 レアル・マドリー所属のFWカリム・ベンゼマ。来夏の移籍市場で新たなストライカー獲得を目指すマドリーは、ベンゼマの受け入れ先を探している。

 

 ジネディーヌ・ジダン監督が、成長著しいFWアルバロ・モラタをチェルシーに売却してもなお、ベンゼマ残留にこだわったが、今季結果を残すことができずファンやクラブ関係者から大きな批判を集めている。

 

 30歳を迎えたベンゼマに、パフォーマンスの改善は見込めず、今季終了後の売却は既定路線とされている。
 そんな中、突如として浮上したのが、ベンゼマのパリ・サンジェルマン移籍報道だ。

 

 パリSGのナセル・アル=ケライフィ会長が、ベンゼマを以前からターゲットにしており、その動向に注視し続けているという。
 マドリーとベンゼマは2021年まで契約を締結しており、同選手に設定された契約解除金は2億5000万ユーロと高額だ。

 

 ベンゼマの現在のパフォーマンスを考えると、契約解除金満額の支払いを求めることは難しい。
 すでに、マドリー内でベンゼマを擁護するのはジダン監督の存在のみであり、そのジダン監督も今季終了後の退任は既定路線として伝えられている。

 

 アル・ケライフィ会長は、来季に向けFWネイマールとFWキリアン・ムバッペにベンゼマを加えることで攻撃陣の再整備を画策しているとのこと。
 マドリーのフロレンティーノ・ペレス会長が、ネイマール獲得に固執していることもあり、パリSGは移籍交渉は円滑に進められると考えているかもしれない。

 

 パリSGは、チームの中心選手として活躍するネイマールとの関係性が悪化しているFWエディンソン・カバーニとのトレードも画策している。
 なによりも、ケライフィ会長はスペインでゴール欠乏症に頭を抱えるベンゼマは、母国復帰で問題が解決するとも考えているという。

 

 とはいえ、この移籍交渉はマドリーが望まないことは間違いない。
 マドリーは、トッテナム所属のFWハリー・ケインやインテル所属のFWマウロ・イカルディ等の獲得を求めている。

 

 爆発的に得点力を有するカバーニだが、選手の年齢とプレースタイルはマドリーが求めるものと大きく乖離しており、現時点で補強リストへリストアップされていない。
 ケライフィ会長は、チームをワンランク上に昇華できるならば、選手の年齢はあまり考慮しない人物の一人。

 

 飛ばし記事の可能性は十分に考えられるベンゼマの移籍オペレーション。
 マドリーは売却を望んでいる。去就が注目されるベンゼマは、噂通りパリSGへ新天地を求めることとなるのか注目が集まりそうだ。

 

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