アーセナルが、クラブに所属するFWアレクシス・サンチェスとパリ・サンジェルマン所属のMFユリアン・ドラクスラーのトレードを画策しているようだ。
今季限りでアーセナルとの現行契約が満了を迎えるサンチェス。
昨季から継続してクラブ側はサンチェスと契約延長を実現させるべく交渉を進めてきたが、未だ契約延長に至っていない。
今夏の移籍市場で退団が噂され、マンチェスター・シティから6000万ポンドのオファーが届いたものの、アーセナル側が首を縦に振ることはなく、最終的にクラブに残留。
サンチェスは、すでにアーセナル側にトランスファーリクエストを提出しており、今季終了後の退団は既定路線だ。
だが、アーセナルはこのまま指を加えて見守っているはずはない。
アーセナルは、今冬の移籍市場でドラクスラーとサンチェスのトレードを画策。
パリSGは、この夏にバルセロナからFWネイマールを強奪し、現スカッドのヒエラルキーが大きく変化した。
パリSGは、UEFAのファイナンシャル・フェアプレーを考慮し精力的に動いており、今季中に数名の主力選手の売却に向け調整を続けている。
ヴェンゲル監督は、自身が高く評価するドラクスラーをサンチェスの後釜として適任と考えている。
昨年冬の移籍市場でパリSGに加入したドラクスラー。加入当初から即戦力としてフル稼働。
今季もネイマール加入で出場機会が減少するとされていたが、ここまでリーグ第8節を終了した時点で6試合に出場。
先発出場は4試合。出場機会を考えると準レギュラーのポジションであり、シーズンが佳境に進むにつれウナイ・エメリ監督が構想に含めるかどうか疑問符が残る。
市場価値を冷静に鑑みれば、サンチェス売却にあたり、金銭+ドラクスラーというシナリオが考えられるが、アーセナルにとって時間がないのが現状だ。
シティを率いるジョゼップ・グアルディオラ監督が、未だサンチェス獲得に関心を示し続けている現状を考えると、このビッグディールが成立することとなるか注目が集まりそうだ。