パリ・サンジェルマンが、ファイナンシャルフェアプレー違反回避に向け、今冬の移籍市場で大胆な動きを検討しているようだ。
この夏、バルセロナからFWネイマールを2億2200万ユーロという巨額の移籍金で獲得したパリSG。
パリSGの戦力補強はネイマールだけに止まらず、ASモナコより買い取りオプション付きのレンタル契約でFWキリアン・ムバッペを獲得した。
ムバッペ獲得には、今季終了後に1億8000万ユーロの巨額を支払う予定にある。
両選手獲得に費やすことになる移籍金は4億ユーロを超える。
無論、FFPの存在は無視することができずUEFAは、早くもパリSGのFFP違反に向けた査定に動くとされている。
だが、パリSGには大いなる秘策が残されていたようだ。
この夏、選手獲得に終始したパリSGは、思うように人員整理が進まなかった。
そのため、今冬の移籍市場で主力5選手の売却に向け動いているという。
パリSGの売却リストへリストアップされたのが、MFアンヘル・ディ・マリア、MFユリアン・ドラクスラー、MFルーカス・モウラ、MFハビエル・パストーレ、GKケビン・トラップの5選手。
他クラブから見れば、喉から手が出るほど欲するだけの逸材だ。
夏から継続して噂されていたディ・マリアに関しては、現戦力でスタメンで起用されるケースが多く、冬の移籍市場でディ・マリアの代役確保に動くのではないかともみられている。
いずれの選手も高値での売却が期待できるだけに、冬に大胆な戦力の刷新が検討されていてもおかしくない。
これまで、巨万な資金力で大物選手を一本釣りし続けてきたパリSG。
巧みな交渉力を有しているとは言い難いだけに、他クラブから足元を見られることとなれば、窮地に立たされることは間違いなさそうであるが、果たして?