ACミランを率いるヴィンチェンツォ・モンテッラ監督。今夏の大型補強もリーグ戦で苦戦を強いられている。
唯一好調をキープしていたヨーロッパリーグで勝ち星を落とし、クラブフロントはついにモンテッラ監督の解任を検討しているようだ。
すでに上層部との関係悪化が伝えられているモンテッラ監督。
今季の最終目標であるチャンピオンズリーグ出場圏内の順位から大きく遠ざかっており、停滞ムードを払拭することを検討している。
モンテッラ監督の与えられた時間は、今後の2試合だ。リーグ第9節のジェノア戦、リーグ第10節のキエーヴォ戦の結果如何では解任という英断を下すことになるとみられている。
すでにミランフロントは、モンテッラ監督の後任人事に着手しており、大物指揮官招聘も画策している。
昨季までバルセロナを率いていたルイス・エンリケ氏や、フィオレンティーナを率いていたパウロ・ソウザ氏らをリストアップ。
だが、ここにきてミランOBで現在プリマヴェーラを率いているジェンナーロ・ガットゥーゾ氏の内部昇格も検討している様子。
ここまでクラブの外からミランの現状を痛烈に苦言を呈してきたガットゥーゾ氏。
自身、ミランの指揮官就任を望んでおり、次期監最有力候補に躍り出ているともみられている。
だが、これまでミランは内部昇格で新指揮官就任を繰り返してきたが、ことごとく失敗。
戦力はリーグトップクラスのレベルにあり、明確なアイデンティティを持ち規律を保ち続けることができる指揮官が必要なのかもしれない。
同じ町に籍を置くインテルがルイチアーノ・スパレッティ氏を新監督に招聘し好パフォーマンスを披露していることを考えれば…
名門復活に向け精力的に動き続けるミランだが、モンテッラ監督と袂を別つこととなるのか注目が集まりそうだ。