バイエルン・ミュンヘンを率いるニコ・コバチ監督。今季終了後に指揮官解任報道が伝えられている。
バイエルン・ミュンヘンを率いるニコ・コバチ監督
解任の噂を完全否定『 契約を全うする 』https://t.co/VUXGGurWbL
— 海外サッカー移籍情報 (@soccer_Infor) May 20, 2019
この噂を受け、コバチ監督は自身の去就について『 契約をまっとうすることになると思う 』とコメントし続投に意欲を見せた。
今季、苦しい戦いを強いられたブンデスリーガ最終戦でボルシア・ドルトムントをかわしリーグ優勝を達成。
悲願のチャンピオンズリーグ制覇は逃したものの、DFBポカール制覇に向け調整を続けている。
就任初年度で2冠達成となれば、続投に大きく傾く可能性は高い。
ただ、クラブ幹部からの信頼は低い。
すでに、PSVを率いるマルク・ファン・ボメル監督招聘に向け動きを強めるバイエルン。
昨年夏、バイエルン指揮官就任時にもフロント内部で意見が2分するなど物議を醸した。
内部のゴタゴタがピッチにも現れ、主力選手との衝突など多くの問題を抱えてきた。
だが、卓越した指導力と調整力を見せシーズン中盤戦以降チームを立て直し、リーグを制覇。
フロント内で唯一コバチ監督をバックアップするハサン・サリハミジッチSDは次のようなにコメント。
「 これまでその話題に加わったことはないし、今もそうするつもりはない。私は彼を完全にサポートしているし、支持している 」
コバチ監督就任を決定続けた人物がサリハミジッチSDだ。
1年で指揮官解任は、自身の進退にも大きく関係する可能性もある。
コバチ監督が、来季も指揮官続投するためには、国内2冠を達成しフロントの信頼を完全なものにするしかない。
ただ、サポーターから絶大な信頼を集めている現状は、コバチ監督にとって大きな後押しだ。
後任人事移動も注目されるバイエルンだが、コバチ監督は来季もベンチに座り指揮を続けているのだろうか?