レアル・マドリー所属のFWクリスティアーノ・ロナウド。先日、マドリーに強いいらだちを示し退団を示唆するコメントを残していた。
だが、一転してマドリーを『 愛している 』と語り残留鵜を明言した。
過去に伝えられた情報では、未だ契約内容の見直しが行われていない現状にいらだちを隠さず、マドリーと袂をわかち古巣マンチェスター・ユナイテッド移籍を希望していた。
“ C・ロナウド劇場 ”と命名した一連の騒動だが、今回はクラブの強固な姿勢にあい破れた形と形となるのかもしれない。
フロレンティーノ・ペレス会長の考えは明快だ。
これまで、クラブ退団を匂わし続け、契約更新を勝ち取り続けてきたC・ロナウド。
バロンドール賞は受賞したものの、今季のパフォーマンスはお世辞にも賞賛されるものではない。
試合の流れを一変するだけの無類の勝負強さを披露し続ければ、クラブ側も契約更新に踏み切るが、現状を考えると、それも難しいだろう。
真実はマドリーそしてC・ロナウド、関係者しか知ることはできないが、メディアで伝えられている情報が確かならばクラブ側は、C・ロナウド退団を歓迎する派閥もある。
C・ロナウドもすでに32歳。キャリアの晩年に差し掛かり、圧倒的なフィジカルで勝負し続けてきた同選手のパフォーマンスを考えれば、下り坂に差し掛かっていることは間違いない。
選手にとって大きな誤算であったのが、“ 退団説 ”を匂わした時点でクラブ側が引き止める動きを見せなかったこと。
C・ロナウドとマドリーの現行契約は2021年まで締結しているが、ペレス会長は来夏唯一高値がつく売り時であると考えていることは間違いない。
奇しくも、今季低調なパフォーマンスに終始するクラブの大改革をペレス会長が画策しており、新たな象徴を獲得すべくC・ロナウドを資金源と計算していることは間違いないと考えるのだが。
なお、C・ロナウドは自身のキャリアについて次の通りコメントして終えている。
「 41歳までレアル・マドリーでプレーすることは僕がいつも夢見てきたものだ。今、41歳までプレーするという僕の計画は少し難しいかもしれない。しかし、僕は今を生きて、今プレーしている。監督( なるという将来 )は今のところ計画にはないが、心が変わることもある。とにかく今は、監督になることは考えてない 」