昨季、ローマへレンタル契約で加入していたDFトーマス・ヴェルマーレン。今夏の移籍市場でプレミアリーグ復帰が報じられたばかりだが、一転してバルセロナ残留の可能性が浮上した。
2014年夏にアーセナルから加入したヴェルマーレン。
初挑戦となるリーガ・エスパニョーラ挑戦で、バルセロナの最終ラインを統率する選手として大きな期待が寄せられていた。
だが、度重なる負傷に苦しめられ、加入初年度はリーグ戦で1試合の出場、2シーズン目も負傷離脱を繰り返し、昨季復活を近いローマへレンタル契約で移籍していた。
初挑戦となるセリエAでも負傷を繰り返しリーグ戦で9試合に出場と不本意なシーズンを過ごした。
ローマとのレンタル契約が満了しバルセロナへ復帰したヴェルマーレンには、クリスタル・パレスやウェスト・ブロムウィッチが獲得の可能性を模索。
プレミア復帰が既定路線とされてきたヴェルマーレンは、一転してバルセロナで挑戦を続けることになるようだ。
クラブ首脳陣はヴェルマーレンを放出することを検討していたが、エルネスト・バルベルデ新監督の下、アメリカツアーで上々のパフォーマンスを披露し、指揮官は同選手を評価。
最終ラインの人員不足を解消するために、ヴェルメーレンをセンターバックの4番手としてバルセロナに残留することになるという。
昨年夏の移籍市場でリヨンから加入したDFサミュエル・ウムティティがDFジェラール・ピケのパートナーとしてプレーしており、控え選手には長きに渡りバルセロナの最終ラインを統率し続けてきたMFハビエル・マスチェラーノの存在が。
ヴェルマーレンにとって、バルセロナ残留で世界トップクラスのポジション争いが待っている。まずは故障グセを完治させシーズンを通してプレイできるフィジカルコンディションの維持が必須と考えられるが。