ヘルタ・ベルリン所属のFW原口元気。マーケット閉幕直前のこのタイミングで移籍の可能性が急浮上した。
報道によると、移籍交渉は具体的なところまで進展しており、近日中にも新天地が正式発表されることになるとされている。
ヘルタ・ベルリンは、放出リストにMFシナン・クルト、MFヴァレンティン・シュトッカー、FW原口元気をリストアップしている。
クラブ側は、最も高額なオファーが届く可能性があるのは原口だけであると考えており、ミヒャエル・ピリーツマネージャーが次のようにコメントしている。
「 今のところ、うちには具体的なオファーが届いていない 」
とはいえ、クラブの貴重な戦力である原口を、簡単に安価な価格で売却することは求めていないだろう。
現時点で噂されているのは、ドイツ国内外の3クラブが原口の去就に関心を示しており、クラブ間で具体的な交渉が進められているという。
移籍秒読み段階に入ったとされる原口だが、クラブを率いるバル・ダルダイ監督は次のようなコメントを残した。
「 私がこの2年半の間、ゲンキと共に仕事ができるのを喜んでいたのは誰もが知っていただろう。もし、彼が残るのなら、彼がより成長できるように動くし、彼が出て行くのなら、クラブは金銭を得る。ビジネスとはそういうものだ 」
大きなステップアップとなる移籍であれば、選手そして日本代表にとって大きなメリットが見込めるのだが、移籍金が高騰傾向にある現マーケットを考えると、各リーグの第二第三勢力に位置するクラブが獲得に動いていると考えるのが妥当だろうか?