サウサンプトン所属のDFフィルジル・ファン・ダイク。今夏の移籍市場でリヴァプールへの移籍が噂されたファン・ダイクだが、不適切な接触などが問題視されクラブに残留。
一度は、トランスファーリクエストを提出するなどサウサンプトンを退団しステップアップを求めたファン・ダイク。
選手本人は、来夏の移籍市場で移籍する方向で調整を進めており、今度ばかりはサウサンプトンも引き止めは困難な状況にある。
すでに、リヴァプールやマンチェスター・シティ、チェルシーへの移籍が噂されるファン・ダイクに、バルセロナ移籍の可能性が明らかとなった。
これらのクラブの動きを尻目に高齢化が進むバルセロナの採取ラインを事実上3選手で回しているのが現状だ。
来夏の移籍市場でバルセロナ退団が噂されるMFハビエル・マスチェラーノもCBとして未だ健在であるものの、チーム全体の世代交代に着手しているバルセロナは、同選手の後釜確保に急いでいる。
そんななか、浮上したのがオランダ代表でも中心選手として活躍するファン・ダイクだ。
すでにバルセロナのスカウト陣が現地時間10日に行われたロシア・ワールドカップ欧州予選のオランダ代表vsスウェーデン代表を視察。
世界屈指のパフォーマンスを誇るピケも30代を迎え、最終ラインの高齢化が危惧されるバルセロナ。
サウサンプトン、そしてオランダ代表で屈強なパフォーマンスを披露するファン・ダイク。
選手側から受け取ったトランスファーリクエストを検討しているとされているが、プレミアリーグのクラブへ譲渡することを考えれば、バルセロナ移籍は理想的かもしれない。
サウサンプトンが望むファン・ダイク移籍選択の一つは、イングランド国外への移籍。
そう考えると、後発組ながら他クラブとの争奪戦を一歩リードすることは間違い無いだろう。
ただ、これまで一度も噂に報じられていないが、ファン・ダイクがマーケットに出回ることになれば、CB補強を画策するパリ・サンジェルマンもファン・ダイク獲得に動いてもおかしくはない。
バルセロナのサッカースタイルがオランダ代表がトータルフットボールを掲げていた当初の伝統をそのまま受け継いでいる印象にある。
無論、故ヨハン・クライフがそのシステムを昇華させバルセロナに根付かせた張本人だ。
そのルーツを持つオランダDFのセンターバックに熱視線が集められていてもおかしくはないだろう。
ただ、今季のパフォーマンスでどう選手が一皮むけることが必須条件となることは間違いなく、今後のパフォーマンスに注目が集まりそうだ。