リンガード、今冬にユナイテッド退団へ… 契約延長交渉決裂でクラブは売却を決断

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 マンチェスター・ユナイテッド所属のMFジェシー・リンガード。
 クラブとの現行契約が2022年に満了を迎えることから、両者は契約延長に向けた話し合いを行っていた。

 

 ユナイテッドは、リンガードの能力を高く評価しており契約延長を望んでいる。
 一方、選手はクラブでの出場機会の少なさに不満を募らせており、環境の変化も選択肢の一つだという。

 

 そして、先日行われた両者の契約延長交渉の場において、出場機会確保を求めるリンガードが契約更新を拒否。
 この決断により、ユナイテッドは今冬の移籍市場でリンガードを売却する方針を固めたようだ。

 

 現在28歳のリンガードは、ユナイテッド下部組織出身で2014年8月にトップチームデビューを果たした。
 その後、レスターやバーミンガム、ブライトン、ダービー・カウンティへレンタル移籍を経験した苦労人。

 

 昨季後半は、ウェストハムへレンタル移籍し主力として活躍。
 リーグ戦で16試合に出場し9ゴール5アシストの記録を残した。

 

 この活躍を受け、今夏にユナイテッドに復帰したリンガードだが、ここまでリーグ戦で2ゴールをマークしているものの、出場機会はリーグ戦5試合のみでプレー時間はわずか63分と限定的である。
 リンガードは、ワールドカップ・カタール大会出場を目指しており、クラブレベルでの出場機会確保は必須。

 

 ユナイテッドは、今夏にFWクリスティアーノ・ロナウド、FWジェイドン・サンチョ等、攻撃陣に大型補強を断行しておりポジション争いは激化。
 リンガードの序列は大きく低下し、ベンチを暖める日々が続いている。

 

 今季途中に、オーレ・グンナー・スールシャール前監督を解任しラルフ・ラングニック新監督が誕生した。
 ラングニック監督は停滞したクラブの打開を目指し、シーズン中にもチーム改革に着手すると見られている。

 

 リンガードが新指揮官の構想に含まれるか否かで状況は変化する可能性も考えられるが、現スカッドを考えると状況は厳しいと言わざるを得ない。
 契約延長交渉決裂で、今冬の売却は既定路線。

 

 今夏、ユナイテッド復帰の際は6つのクラブから獲得の打診があったとされるリンガード。
 選手を高く評価するクラブは多い。

 

 ユナイテッドは、移籍金が発生する完全移籍での取引を求めているはずだが、レンタルでの取引も視野に入れオファーを待つことになるというが果たして。

 

 

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