ユヴェントスとACミラン両クラブの間でトレードが検討されているようだ。
対象選手とされているのが、ユヴェントス所属のMFフェデリコ・ベルナルデスキ、ACミラン所属のDFアレッシオ・ロマニョーリだという。
両選手とも在籍クラブとの現行契約は2022年までの予定。
現時点で契約延長に向けた交渉は停滞しており、今夏の去就が不透明な状況にある。
ミランでキャプテンを務めるロマニョーリ。
2015年夏にラミンへ加入して以降、主力として活躍。
今季も公式戦28試合に出場するなどステファノ・ピオリ監督の下で主力として活躍を続けてきた。
しかし、今冬の移籍市場でチェルシーから加入したDFフィカヨ・トモリの台頭もあり、チーム内の序列が低下。
大きな要因は、近年主力として活躍を続けながら、選手としての大きな成長が見られない点だろう。
クラブ首脳陣も、ロマニョーリの市場価値を鑑み移籍金の発生する今夏の売却を視野に入れていると噂され続けている。
ただ、ASローマとの契約条項が大きなネックとなり、ミランはトレードでの譲渡が理想的な選択肢であると考えている模様。
一方、2017年夏にユヴェントスへ加入し準レギュラーとして活躍を続けてきたベルナルデスキ。
近年、マーケットが開くたび移籍が噂され続けてきた。
今季、公式戦で36試合に出場するものの、ほとんどの試合が途中出場。
ベルナルデスキは、自身が最も得意とする10番のポジションでのプレーを希望しているが、戦術的な問題もありチャンスを与えられていない状況が続く。
中盤の補強を求めるユヴェントスは、補強資金捻出も視野に入れベルナルデスキを売却を模索している。
今夏の移籍市場に向け、ユヴェントス、ミラン共に利害関係が一致。
無観客試合が続くなど財政状況が悪化する両クラブにとって、トレードでの選手の譲渡は大きなメリットの一つになりそうだ。
ユヴェントスとミランは、両選手の代理人を務めるミーノ・ライオラ氏と具体的な交渉を進めていくことになるというが果たして。
ACミラン、ユヴェントス
フェデリコ・ベルナルデスキとアレッシオ・ロマニョーリのトレード実現に向け交渉へhttps://t.co/d9Fz5kP0dZ— 海外サッカー移籍情報 (@soccer_Infor) April 9, 2021