バルセロナ所属のMFイヴァン・ラキティッチ。今冬の移籍が注目されている。
これまでユヴェントスがラキティッチ獲得に関心を示してきたが、クラブでSDを務めるファビオ・パラティチ氏が同選手獲得について次のようなコメントを残した。
「 我々のチームはすでに素晴らしい。現時点では補強を必要としていない。我々はすべてのポジションに強みを持っている 」
中盤に多くの戦力を保有するユヴェントス。
在籍選手は過剰気味の状況にあり、これ以上資金を投資し補強に動くことはナンセンスであるとの考えだろう。
一方、ラキティッチ獲得から撤退する意向のコメントを表明したのは、トッテナム所属のMFクリスティアン・エリクセンの存在も大きい。
エリクセンとの移籍交渉が順調に進んでいるというのも大きな要因。
今冬に移籍金を支払い31歳のラキティッチを獲得するよりも、年齢も若く移籍金ゼロで獲得できるエリクセンがチームにとってプラスに働くと判断したとも考えられる。
いずれにしてもユヴェントスの中盤の補強は、人員整理から進めていかなければならないのは事実。
エムレ・ジャンやマリオ・マンジュキッチのように、“ 飼い殺し ”状態が続くことはロッカールーム内の火種を生むこととなるため、運営上避けなければならない事実。
来夏に向け人員整理と選手補強のバランスが突きつけられたユヴェントスだが、クラブ首脳陣は如何にして乗り切ることとなるか注目。
ユヴェントス
バルセロナ所属のMFイヴァン・ラキティッチ獲得レースから撤退へhttps://t.co/yVmZrytgoL— 海外サッカー移籍情報 (@soccer_Infor) November 28, 2019