バイエルン・ミュンヘン所属のDFジェローム・ボアテング。今夏の移籍市場でバイエルン退団が決定的となったようだ。
バイエルン・ミュンヘン所属のDFジェローム・ボアテング
今夏にクラブ退団に向け動く
出場機会を求め、中堅クラブへ新天地を求めるか?https://t.co/EgcJu7LqwP— 海外サッカー移籍情報 (@soccer_Infor) May 26, 2019
2011年夏にマンチェスター・シティからバイエルンへ加入したボアテング。
長年にわたりバイエルンの最終ラインを支える活躍を披露。
ドイツ代表でも中心選手として活躍し、ドイツで大きく成長した選手の一人となった。
昨年夏の移籍市場でも、ボアテングのバイエルン退団が大きく報じられた。
パリ・サンジェルマン移籍が有力視されたものの、バイエルンが設定する高額な移籍金がネックとなり交渉は破談。
今季、クラブ残留が決定したが出場機会に恵まれなかった。
バイエルンは、この夏主力選手の若返りを画策しており、ボアテングは昨年夏に続き売却候補に。
すでに、リュカ・エルナンデスとベンジャミン・パヴァール獲得が決定し、ボアテングの序列はますます下がるばかりだ。
さらなる補強を目指すバイエルンは、ボアテングを来季の構想から外し売却を検討。
両者は、2021年まで契約を残しているものの、移籍金が発生し高値で売却が見込める今夏の売却にこだわっている。
現在30歳のボアテング。
現時点で獲得に関心を示しているのは、パリSGとインテルだ。
今季、リーグ戦での18試合のみの出場に留まったボアテング。
市場価値は下落する一方だが、未だバイエルンは高値での売却を希望。
パリSG、インテル共にピークを越した選手への高額なオファーを見送る可能性も高く交渉は難航が予想される。
去就が注目のボアテング自身は、より多くの出場機会を求めビッグクラブではなく中堅クラブへ新天地を求めるのではないかとの報道も。
移籍の障害は、高額な移籍金、そしてサラリーだろう。
中堅クラブとなれば捻出できる条件も限られ、レンタル契約での獲得も検討せざるを得ない。
ただ、ウリ・ヘーネス会長を筆頭としたクラブ首脳陣は完全移籍での売却にこだわり続け選手にも今夏の退団を通告しているとの情報もある。
バイエルンで使い尽くされた感のあるボアテング。
選手が希望する通り中堅クラブへの移籍が中心選手として活躍するのは最良の選択肢であるはずだが、バイエルンがどこまで条件を引き下げることを決断するかが移籍に向けた鍵となりそうだ。