バイエルン・ミュンヘン所属のMFフランク・リベリー。クラブのウリ・ヘーネス会長は、リベリーが今季限りでクラブを退団する見通しであることを明らかにした。
先日、アリエン・ロッベンもクラブからの退団を表明したばかりであり、クラブ関係者やファンにとって大きすぎる発表に頭を抱えているだろう。
ヘーネス会長は、現地時間2日に行われたリーグ第13節のブレーメン戦終了後にファンクラブイベントにて、リベリー退団についてこう説明した。
「 リベリーとロッベンがバイエルンでプレーする最後のシーズンになるだろう 」
会長が、選手の去就を公にしたことで、長きにわたり構築され続けてきた“ ロベリ ”の姿は今季終了後に解体されることとなる。
とはいえ、問題は後継者候補だ。
ロベリ級の選手が、現在のバイエルンに在籍しているとは考えにくい。
システム変更も視野に入れ、戦力の低下を可能な限り抑えていく必要がある。
ジョゼップ・グアルディオラ元監督が根付かせた後継者育成だが、その後の指揮官がロベリを重要視しすぎるがために、若手育成が鈍化。
結果、他クラブへ売却という悪循環の状況にあることは間違いない。
とはいえ、ベテラン選手を多く抱えるバイエルンには、チーム全体に活気を感じられないプレースタイルに終始しているのも事実であり、ベテラン選手を大量流出して急速な世代交代を進めれば、今季苦しむ現状を打開も期待ができる。
何れにしても、バイエルンで一時代を築き上げたロベリ。バイエルン入団当初数年はレアル・マドリーが執拗に獲得の可能性を探るなど移籍の噂も伝えられていた。
ついにやってきた世代交代の波。一時代を築き上げた両ウィンガーが、バイエルンでのキャリアをどのような形で終わらせることになるのか注目だ。
フランク・リベリー
今季を最後にバイエルン・ミュンヘン退団へhttps://t.co/ogFrPML7vK— 海外サッカー移籍情報 (@soccer_Infor) December 3, 2018