パリ・サンジェルマンがチェルシー所属のDFアントニオ・リュディガー獲得に関心を示しているという。
チェルシーとリュディガーの現行契約は今季限りで満了を迎える。
チェルシーは、リュディガーと契約延長に向け交渉を進めているものの、選手側からより良い返事が返ってきたいないのが現状。
これを受け、移籍金が発生する今冬の移籍市場でリュディガーをマーケットに投じ売却の可能性を模索。
すでに、バイエルン・ミュンヘンやレアル・マドリーといったメガクラブが獲得を争っているが、ここにパリSGが参戦することになりそうだ。
パリSGのリュディガー関心を裏付ける事実として、レオナルドSDがリュディガーの代理人を務めるサール・セネジー氏と会談。
現スカッドには、DFマルキーニョスやDFセルヒオ・ラモスらが在籍しているものの、S・ラモスの高齢も気になるところであり、チェルシーで大きく成長したリュディガーを獲得し新たな守備陣の形成を目論んでいる模様。
一方、パリSGがリュディガー獲得を狙うのは、もう一つの噂がある。
今季終了後にパリSGは、FWキリアン・エムバペが契約満了で退団しレアル・マドリーへの移籍を希望している。
これを快く思わないパリSG側は、マドリーが狙うリュディガーを強奪し、戦力補強計画を狂わせるのが狙いのようだ。
とは言え、潤沢な資金力を持つパリSGといえど、選手を口説き落とすことができるかどうかは疑問。
選手が『 No 』を突きつけた時点で、交渉は破断となる。
パリSGのスカッドは過剰気味の状況であり、新戦力獲得にはまずは売却からとされている。
一方、リュディガーが移籍を望むマドリーは、今季最終ラインの駒不足が指摘されている。
このタイミングでリュディガーの加入が決定すれば、クラブそして選手にとっても大きなチャンスを掴み取ることができる。
唯一の懸案は、マドリーはリュディガーをフリートランスファーでの獲得を狙っている点だろう。
最後に、バイエルンがリュディガー獲得に関心を示しているものの、現時点では本気度は伝わってこない。
バイエルンは、現在クラブの最終ラインを支えるDFにクラス・ジューレとの現行契約が2022年に満了を迎える。
ジューレとの契約延長に本腰を入れており、リュディガー獲得はプランBといったところかもしれない。
仮にリュディガー獲得に動くことになった場合、ジューレとの契約延長に失敗した場合のみであり、他クラブとの争奪戦にはかなり出遅れることとなり不利な状況であることは間違いない。
昨季、トーマス・トゥヘル監督就任後、最も成長した選手の一人がリュディガーだ。
トゥヘル監督も最終ラインの一角として高く評価しており、選手との契約延長を求めていることは間違い。
ただ、選手は来夏の移籍を検討していると明言していることもあり、今後の去就に注目が集まりそうだ。
パリ・サンジェルマン
チェルシー所属のDFアントニオ・リュディガー獲得に関心https://t.co/xLeYgL40u4— 海外サッカー移籍情報 (@soccer_Infor) December 17, 2021