先日、バルセロナからFWネイマールを獲得したパリ・サンジェルマン。
ネイマール獲得に2億2200万ユーロという途方も無い移籍金を支払ったパリSGだが、この夏の補強は終わりを見ないようだ。
報道によると、この夏レアル・マドリーへの移籍が噂されてきたASモナコ所属のFWキリアン・ムバッペ獲得に関心を示しているようだ。
ムバッペ獲得には、推定1億8000万ユーロの移籍金が必要とされている。
無尽蔵な資金力を持つパリSGにとって、この金額は造作もない額である。
ナセル・アル・ケライフィ会長は、失意のシーズンを過ごした昨季を忘れ去るかのごとく、この夏の投資は惜しまない覚悟だという。
パリSGにとって唯一の障害は、UEFAのファイナンシャルフェアプレーだ。
ネイマール獲得で大きくマイナスに傾いた財政状態。
資金源に事欠くことはないが、FFPを鑑みれば巨額のマイナスを計上することとなる。
だが、前線のさらなる補強に向けライバルクラブからムバッペ強奪を画策しているという。
かねてよりムバッペ獲得に関心を示していたパリSGだが、争奪戦はマドリーが一歩リードしているが、これを覆すために巨額のオファーを用意しているとの報道も。
すでに、DFセジュル・オーリエ、MFグジェゴシュ・クリホビアク、FWヘセ・ロドリゲスといった選手の売却を予定している。
だが、交渉は簡単には終わらないだろう。何より国内のライバルチームの手助けとなる移籍オペレーションをモナコが断行することは考えにくい。
昨季、リーグ・アン制覇の立役者となった主力選手を大量流出したモナコは、キャッシュを必要としていないのが現状だ。
ムバッペ退団を阻止することができなければ、移籍先のファーストチョイスは選手が求めるマドリーだ。
とはいえ、これらを完全に無視してしまうのがパリSGの資金力だ。
収益を劇的に改善するためには、MFアンヘル・ディ・マリアやMFユリアン・ドラクスラー等主力選手の売却も検討しているとされている。
果たして、パリSGはムバッペという“ フランスの新生 ”をも強奪することとなるのだろうか?