先日、バルセロナからFWネイマールを獲得したパリ・サンジェルマン。獲得に費やした移籍金は2億2200万ユーロという巨額の移籍金を投資することに。
無論、この動きはUEFAが導入した、ファイナンシャル・フェアプレーニ抵触する可能性は非常に高く、来季以降処分が課せられる可能性があるという。
これらの動きを無視するかのように、ASモナコ所属のFWキリアン・ムバッペやアーセナル所属のFWアレクシス・サンテス獲得の可能性も探っており、総額2億ユーロを超えるオファーを準備していると伝えられている。
ここで無視できないのが、UEFAが導入したFFの存在だ。
安定したクラブ経営を目的として導入された同制度には、無人譲渡されるオーナーの資材を注入することは固く禁じられている。
オーナーが投資できる限度額は3000万ユーロ。
いかなる裏技を用いたとしても、巨額の資金¥注入を禁止されているのが現状だ。
そのため、パリSGは人員整理が必須とされており、すでにDF等複数の選手を放出リストへリストアップしているという。
この夏、パリSGはネイマール獲得に向けできうる限りの手段を用いた。
ネイマール獲得オペレーションは、クラブの口座に一切変化がない形で行なったと言われている。
バルセロナが最後までネイマール移籍オペレーションで食い下がったのがこの点だ。
現時点でUEFAがどのような決断を下すかは不透明。
FFPは3年間の損益で評価されるためだ。
昨季、ウナイ・エメリ監督招聘の際、大型補強を行っていないため、UEFAにとって判断材料が少ないのが現状だ。
もしかしたら、ネイマール獲得に投資した2億2200万ユーロでは、お釣りが来る可能性もある。
今夏に獲得できる選手を買いあさり、来夏のマーケットでは静観する。
今季獲得できるタイトルを強奪し、クラブの収支を安定させるというプランを描いていることは間違いないだろう。
もし、パリSGがFFPの制裁を受けることとなれば、2度目の違反となる。
次なる罰則は、これ位まで以上に大きな罰則に直面するのではないかとされており、最悪の場合、最も重いチャンピオンズリーグ出場を拒否されるという恐れもあるために、UEFAがどのような判断を下すこととなるのか注目が集まりそうだ。