今季、レアル・マドリーからボルシア・ドルトムントへレンタル契約で加入するDFアシュラフ・ハキミ。
ボルシア・ドルトムントのハンス=ヨアヒム・ヴァツケCEOがハキミを完全移籍で獲得することを画策している。
先日、バルセロナからFWパコ・アルカセルの買取オプションを行使したばかりのドルトムント。
この勢いに乗じしてリーグ戦で安定した出場機会を得るハキミを完全移籍で獲得することを検討。
ハキミ自身は、以前マドリーへの復帰を希望するコメントを残していた。
だが、恩師フレン・ロペテギ前監督はクラブを去り、サンティアゴ・ソラーリ監督にチームの指揮権は移行。
右サイドバックを主戦場とするハキミだが、同ポジションにはDFダニエル・カルバハルとDFアルバオ・オドリオゾラが在籍しておりポジション争いは厳しいのが現実。 ハキミは、左サイドバックにも対応可能だが、クラブは来夏の移籍市場に向けビッグネーム獲得を目指している。
控え候補には、今季レアル・ソシエダへレンタル契約で加入するDFテオ・エルナンデスの存在も。
テオは左サイドを主戦場としており、ハキミがクラブへ復帰したとしても序列は低いと考えるのが定説か?
ハキミの現状を考えると、ドルトムントが完全移籍で獲得できる可能性は高い。
とはいえ、マドリーとの契約には買取オプションは付与されていない。
シーズン終了後にマドリーへ返却し、その後に完全移籍に向けた交渉を進めなければならないのが現状だ。
ヴァツケCEOは、『 我々は君に対しても同様( アルカセルの完全移籍 )のことをしようと考えている 』と発言し獲得に向けての意欲をみせている。
ソラーリ監督と正式契約締結後の初の公式戦となるリーグ第13節のエイバル戦で3失点と大敗したマドリー。
すでに、クラブ首脳陣は今季終了後の指揮官交代を検討。
ハキミの完全移籍は、次期指揮官の構想に含まれるか否かにかかっていることは間違いない。
ただ、マドリーにとってハキミはマーケット面に関して大きな意味を持つ選手であることは間違いない。
今季、リーグタイトル獲得は事実上困難な状況下にあるマドリーに残された唯一の期待は、チャンピオンズリーグ4連覇のみ。
コパ・デル・レイタイトル獲得の可能性も残されているが、インパクトを考えると。
すでに、フロレンティーノ・ペレス会長筆頭に来季に向け非情な人事を断行する計画も練られていると噂されており、補強資金捻出に向けハキミは売却候補とされる可能性は十分に考えられるのだが。
ボルシア・ドルトムント
積極補強の姿勢
レアル・マドリーからレンタル中のアシュラフ・ハキミの完全移籍を模索https://t.co/OxXymKkDJX— 海外サッカー移籍情報 (@soccer_Infor) November 26, 2018