チェルシーが関心のハートランド、代理人がチェルシー移籍に興味なしとも

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 ボルシア・ドルトムント所属のFWアーリング・ブラウト・ハートランド。今夏の移籍市場に向けチェルシーがハートランド獲得に動くことが伝えられたばかり。
 去就が注目されるハートランドだが、代理人を務めるミーノ・ライラオ氏がチェルシー移籍の可能性を除外しているという。

 

 報道によると、ハートランド側は今夏に移籍を選択することになれば、絶対的なトップレベルへのクラブ移籍を求めている模様。
 候補とされるのが、リヴァプールやマンチェスター・シティ、マンチェスター・ユナイテッド、レアル・マドリー、バルセロナ、最後にユヴェントスだという。

 

 2019年12月29日にドルトムントへの完全移籍を果たしたハートランド。
 ドルトムント加入以降、圧倒的なパフォーマンスでゴールを量産し絶対的エースとして君臨している。

 

ドルトムントとハートランドの現行契約には特定の契約解除条項が付帯しているが

 

 ドルトムントとハートランドの現行契約には、2022年夏に有効となる7500万ユーロの契約解除金が付帯している。
 この契約を有効なものとするべく、当初ドルトムントは今夏に同額程度のオファーが届いたとしても交渉に応じる可能性は低いとみられてきた。

 

 だが、

 

ドルトムントに迫る苦しい財政状況

 

 最近の報道で明らかになったのは、ドルトムントを取り巻く苦しい財政状況にあるという。
 報道によると、ドルトムントは財政改善に向け、今夏に複数の主力選手売却を模索している。

 

 今季の成績も思わしくなく、リーグ第23節終了時点で5位と苦しい戦いをしいられており、シーズン途中にルシアン・ファブレ監督を解任。
 来季、チャンピオンズリーグ出場権確保が主力選手遺留に向け最低条件であり、リーグ終盤の成績に注目が集まる。

 

ハートランドのメガクラスステップアップの可能性は

 

 ライオラ代理人はハートランドの去就について次のようなコメントを残している。

 

「 ドルトムントから彼を獲得できるのはおそらく最大10クラブしかない。そのうち4クラブがイングランドのクラブだ 」

 

 この情報は事実だろう。
 ハートランド獲得に向けチェルシーのロマン・アブラヒモヴィッチ会長が巨額の投資を約束したものの、獲得実現に向けタフな交渉を強いられることは間違いない。

 

 ライオラ代理人が、チェルシーをメガクラブを捉えていないのが交渉を大きく左右することになると予想。
 代理人が示唆するハートランドの新天地候補は、誰もが認めるメガクラブであることは間違いないがいずれの交渉も苦しいものになる可能性もある。

 

リヴァプールやシティ、ユナイテッドで最も可能性が高いのは?

 

 いずれのクラブもハートランドクラスのCF獲得は喉から手が出るほど欲しているのは間違いない。
 だが、各クラブにはハートランド獲得を模索するものの、クラブ毎の台所事情は考慮しなければいけない。

 

  • リヴァプール:財政状況
  • マンチェスター・シティ:グアルディオラ監督との不仲
  • マンチェスター・ユナイテッド:大きな障害はない

 

 現状を考えれば、プレミア勢で争奪戦を有利にすすめるのはユナイテッド一択なのかもしれない。

 

最有力候補マドリーは?バルセロナの状況も

 

 現時点で、ハートランド獲得に最も関心を示しているのがレアル・マドリーだろう。
 フロレンティーノ・ペレス会長は、ハートランドへの関心を隠しておらず獲得の可能性を模索。

 

 ただ、

 

  • レアル・マドリー:補強資金の捻出
  • バルセロナ:財政状況

 

などの問題を抱えており、簡単に交渉をまとめ上げることは難しそう。

 

ユヴェントスの状況は?

 

 ライオラ代理人と良好な関係を構築するユヴェントスの存在は無視でない状況。
 ユヴェントスは、今夏の移籍市場でCF補強を模索していることは間違いないが、

 

  • ユヴェントス:財政状況、補強資金の捻出

 

 他のセクションの補強などを考慮した場合、財政状況と補強資金の捻出が大きなネックになりそう。
 各セクションに補強の必要が叫ばれる中、ハートランド獲得に巨額の資金を投じることになれば主力選手売却を検討しなければいけない。

 

 噂されるFWクリスティアーノ・ロナウド売却となれば、ハートランド争奪戦に名乗りを上げることになりそうだが。

 

すべてはライオラ案件、将来的にはマドリー移籍を求めるだろうが

 

 ハートランドのメガクラブ移籍の可否の最終決定権を握るのは、間違いなくライオラ代理人だろう。
 ライオラ氏は、ハートランドという逸材をレアル・マドリーへ押し込むことを狙っているのは、これまでの報道でも明らか。

 

 ただ、移籍ビジネスの観点から考えれば、20歳とまだまだ若いハートランドを今夏のタイミングでマドリーへ移籍させるのは時期尚早と考えていても不思議はない。
 選手にとっても代理人にとっても、マーケットが冷え込む今夏にマドリーへ新天地を求めることは理想ではないはず。

 

 そう考えれば、チェルシーは理想的なクラブとも考えられるが、ライオラ氏にそのプランはなさそう。
 今夏の激化が予想されるハートランド争奪戦。

 

 ドルトムントの今季の結果如何だが、残留か?それともメガクラブへのステップアップか注目。

 

 

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