レアル・マドリー所属のGKケイラー・ナバス。今夏の移籍市場でクラブを退団することとなりそうだ。
ケイラー・ナバス
今季限りでレアル・マドリー退団へhttps://t.co/1yonVkpjBf— 海外サッカー移籍情報 (@soccer_Infor) May 4, 2019
2014年夏にマドリーへ加入したナバス。
加入2シーズン目にレギュラーポジションを掴むと、チャンピオンズリーグ3連覇やリーグ戦優勝などに大きく貢献。
とりわけ、ジネディーヌ・ジダン監督から絶大な信頼を集め、正守護神として活躍し続けてきた。
昨年夏、クラブはチェルシーからGKティボ・クルトゥワを獲得し、フロレンティーノ・ペレス会長の長年の願いであった守護神の補強に着手。
クルトゥワ加入でベンチ生活を続けていたナバスだが、ジダン監督復帰で状況は一変。
クルトゥワが負傷で離脱したこともあり、正守護神の座に返り咲きスタメンとして活躍し続けてきた。
今夏の移籍市場でチームの刷新が噂されるマドリー。
守護神のポジション争いは激化の一途をたどっている状況にある中で結果を残したのは、クルトゥワだった。
現地時間28日に行われたリーグ第35節のラージョ・バジェカーノ戦でジダン監督体制発足後初のスタメン出場を果たしたクルトゥワがビッグセーブを連発。
この試合には敗れたものの、クルトゥワの好セーブがなければ大量失点につながっていた恐れもある。
このパフォーマンスを高く評価したのが、誰であろうジダン監督だ。
クルトゥワの年齢、昨年夏にチェルシーから3500万ユーロの移籍金を投資して獲得したことを考慮し、来季以降クルトゥワを正守護神として起用することが決定された様子。
すでに、クルトゥワ自身に通達されており、ナバスは来季セカンドGKというポジションを受け入れなければならない。
現在32歳のナバス。
セカンドGKを務める年齢ではなく、まだまだ多くの出場機会を欲している。
ピッチに立てば安定したパフォーマンスを披露するナバスは、今夏にマドリーを退団しかねてから興味を示していたプレミアリーグ挑戦を視野に入れリクルーティングを続けることとなりそうだ。
一時、ナバスがクラブへ残留しクルトゥワ売却説が取りざたされてきたマドリー。
クルトゥワの年齢、将来性を考えれば売却はリスクが高い。
ナバスを売却し、ルカ・ジダンをセカンドGKに昇格させシーズンを乗り切ることの方が理想的な選択肢。
プレミアリーグのトップクラブにGKの補強に動いているのは、マンチェスター・ユナイテッドくらい。
ただ、ユナイテッドも若手選手の補強を目指しており、需要と供給はマッチしていないのが現状。
ナバスは、果たして新天地にどのクラブチームを選ぶこととなるのか注目が集まりそうだ。