近年、低迷続きでクラブを立て直すだけの力が残されていないアーセナル。今季、チャンピオンズリーグ出場を逃し、競争力低下を余儀なくされているアーセナル。
今季プレミアトップ4入りを目指すアーセナル。夏のマーケットでリヨンからFWアレクサンドル・ラカゼットを獲得したものの、他のポジションの補強は見送られているのが現状だ。
アーセン・ヴェンゲル監督は、現有戦力で長いシーズンを戦うことができると判断しているようだが、他クラブの勢力的な補強を鑑みると、リーグ戦を4位でフィニッシュすることができるか不透明な状況だ。
まず、間違いなくファンは、近年のアーセナルの動きに大きな不満をためていることだろう。
そんな中、アフリカ最大の億万長者であるアリゴ・ダンゴテ氏がアーセナルの買収を画策しているようだ。
ダンゴテ氏は、1980年代からアーセナルのサポーター。
自身が持つ潤沢な資産を武器に、アーセナルの買収を狙っているようだ。
チッペンデール・ケズウィック氏が会長に就任して以降、一定の資金をマーケットに投資し続けてきたが、ビッグネーム獲得で戦力収支をなんとか保っているが、中長期政策を鑑みれば補強そのものに失敗が付きまとっているのが現状だ。
無論、この補強には、ヴェンゲル監督の思惑が大きく起因しいてることは言うまでもない。
だが、ダンゴテ氏はアーセナルに否定的な考えを持っており、自身がクラブ買収をした場合の展望を明らかにした。
「 彼( ヴェンゲル監督 )はよくやっているけど、誰か他の人がやってみるべきだと思う。適切な金額を提示すれば、オーナーは私に道を譲るはずだ。偉大なチームだし、よくやっている。しかしもっとよくなるはずであり、そのために私がいる。準備ができれば行動を起こすと思う 」
アメリカ資本でチーム運営されているアーセナル。ダンゴテ氏は、クラブ株式の100%を保有することとなるのかは不透明だ。
だが、クラブの周辺では常に買収の噂が囁かれており、停滞気味のチームを改革するためには革新的な思考を持ち合わせる牽引者の存在が必要不可欠なのかもしれない。