チェルシーを率いるアントニオ・コンテ監督に、電撃退任する可能性が浮上した。
コンテ監督は、今夏の移籍市場で思うような戦力補強が行われていない現状に大きな不満を抱いている。
チェルシーの夏のマーケットでトップリストに挙げられていたエヴァートン所属のFWロメル・ルカク。
両者相思相愛の間柄と言われ続けてきたが、マンチェスター・ユナイテッドへ移籍。
ユナイテッドとの争奪戦に敗れたチェルシーだが、これを受けたコンテ監督は大きな落胆を覚えたという。
さらに、ASモナコ所属のMFティエムエ・バカヨコやユヴェントス所属のDFアレックス・サンドロ獲得に近づいているとも言われているが、交渉は停滞。
ルカクを取り逃がしたチェルシーは、レアル・マドリー所属のFWアルバロ・モラタや、スウォンジー所属のFWフェルナンド・ジョレンテ、トリノ所属のFWアンドレア・ベロッティといった第2候補獲得に動くこととなる。
いずれの選手も、所属クラブが高額なオファーを要求しており、交渉は一筋縄では終わらないだろう。
そのほかにも、アーセナル所属のFWアレクシス・サンチェス、サウサンプトン所属のDFフィルジル・ファン・ダイク等をリストアップしているが、全てに交渉が停滞気味に動いているのが現状だ。
昨年夏もコンテ監督が熱望した戦力を揃えることができなかったチェルシー。
この夏もプレシーズンスタート前に希望した戦力の獲得が実現されなかった場合、一転してチェルシー退任というシナリオが残されているかもしれない。
コンテ監督には、前科がある。ユヴェントスを率いていた当時、クラブが自身が求める選手の獲得ができず、クラブ首脳陣との確執もあり、電撃解任している。
クラブとしては、就任初年度でプレミアリーグ制覇を成し遂げた名将の医龍は必須であり、クラブの今後の決断に注目が集まりそうだ。