パリ・サンジェルマンがジダン監督招聘を画策か?

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 パリ・サンジェルマンがレアル・マドリーを率いるジネディーヌ・ジダン監督の去就に関心を示しているようだ。
 今夏の移籍市場で破壊的な戦力補強を実現したパリSG。

 クラブフロントは、今後もこの動きを緩める選択肢はないようであり、次の一手は新指揮官招聘だという。
 バルセロナからFWネイマールを、ASモナコからFWキリアン・ムバッペを強奪することに成功したパリSG。

 無論、今季のノルマはリーグ・アン優勝に加え、チャンピオンズリーグ制覇だ。
 パリSGが目指しているのは欧州の頂。
 そのためにも欧州制覇経験のある指揮官を招聘することが、最短で頂点に立つ最善の選択であると考えているようだ。

 現指揮官であるウナイ・エメリ監督の下で、昨季失意のシーズンを過ごすこととなった。
 クラブフロントは、エメリ監督にノルマを設定し、今季メジャータイトル獲得を逃した場合、解任に踏み切るとみられている。

 エメリ監督解任という大鉈を振るった場合、後任人事に史上初のチャンピオンズリーグ連覇を成し遂げたジダン監督の強奪を狙っているという。
 マドリーとジダン監督の現行契約は2020年まで締結している。

 が、これまでのマドリーの動きはシーズン無冠に終わった場合、指揮官の解任を続けている。
 パリSGは、ここに着目しているようだ。

 リーガ・エスパニョーラ随一の戦力を有するマドリーだが、仮に今季無冠無理でシーズンを終えた場合、ジダン監督が解任される可能性は高い。
 解任の憂き目にあったタイミングでジダン監督招聘に破格の条件でクラブを託す考えにあるという。

 ジダン監督にとって、パリSGへの挑戦は母国フランスで指揮を執ることとなるため、一定の魅力を感じるかもしれない。
 何より、リーグ・アンで吐出した戦力を有するパリSGだ。

 破格の条件を準備し、魅力的なプランを掲げるクラブからのオファーに耳を傾けないはずはない。
 マドリーと長期契約を締結しているものの、常に解任が付きまとう現状では、中長期プランに基づいたクラブ運営はできたものではない。

 この動きの鍵を握っているのはフロレンティーノ・ペレス会長だ。
 ペレス会長が会長職について以降、指揮官の首は次々にはねられてきた。だが、クラブの伝説的プレーヤーで名監督の仲間入りを果たそうとしているジダン監督に、異例の措置を取るか否かだ。

 果たして、パリSGはチャンピオンズリーグ連覇を成し遂げた、ジダン監督の引き抜きを実現させることとなるのだろうか?

 

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