チェルシーが、新指揮官にグレアム・ポッター監督招聘を発表した。
ブライトンで今季を迎えたポッター監督だが、リーグ第6戦を終了したタイミングでチェルシーの新指揮官に就任することとなる。
報道によると、チェルシーはポッター監督引き抜きに違約金1600万ポンドをブライトンに支払うことになるという。
なお、ブライトンの発表によるとポッター監督の退団に合わせて、アシスタントコーチのビリー・リード氏、コーチのビョルン・ハンベリ氏、リクルートアナリストのカイル・マコーリー氏、シニア・デベロップメント・コーチのブルーノ・サルトール・グラウ氏、GKコーチのベン・ロバーツ氏の退団も発表。
今回の取引でチーム・ポッターが、新たな戦いの場をチェルシーへと移すことになることが決定した。
現地時間7日、前指揮官であるトーマス・トゥヘル氏を成績不振を理由に電撃解任。
シーズンもスタートしたばかりであり、新監督人事には一定の時間を要すのではないかと予想していた。
が、急転直下の決定でチーム体制を整えることに成功した。
現在47歳のポッター新監督は、2019年夏にブライトンの監督に就任すると、3シーズン連続でプレミアリーグ残留を達成。
競争力は一定のレベルを保ちながら、徐々に戦力を整えチーム強化をおこなってきた。
今季、開幕から4勝1分1敗とスタート奪取に成功。
リヴァプールやチェルシーが出遅れるなか、ブライトンは今季プレミアリーグの台風の目となり得るのではないかと予想されていた。
が、そのクラブを支えるポッター監督をチェルシーが引き抜き状況が大きく変化する可能性がある。
ポッター監督は、チェルシー指揮官就任に際し、クラブの公式サイトを通じて次のようなコメントを残した。
「 チェルシーという素晴らしいクラブを率いることとなり、信じられないほど誇らしく、興奮しています。チェルシーの新しいオーナーグループとパートナーシップを組むことになりました。エキサイティングな選手たちに会って。彼らと共に働き、素晴らしいファンの皆さんが誇りに思えるチームと文化を発展させることを楽しみにしています。また、私の決断を理解してくれたブライトンに感謝の言葉を伝えます。オーナーのトニー・ブルームを筆頭に、選手、スタッフ、ファン・サポーターの皆さんには、クラブにいる間、継続的にサポートしていただいたことに心から感謝いたします 」
前オーナーの遺産を新オーナーが解体し、再構築を行う。
22-23シーズンは、前オーナーの遺産で戦い抜くと予想していたのですが、再構築に向けた動きが想像以上に速くて。
ポッター監督は、いわゆるビッグクラブの指揮はチェルシーが初めてとなる。
チーム・ポッターとして挑むチェルシーでのチャレンジはどのようなスタートを切ることができるのか?
ポッター監督の初陣は、プレミアリーグ第7節のフラム戦となりそうだ。
チェルシー
グレアム・ポッター監督就任を発表https://t.co/wKDgaiwNo9— 海外サッカー移籍情報 (@soccer_Infor) September 9, 2022