イタリア代表を率いるヴェントゥーラ監督、辞任を完全否定

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 現地時間13日、スェーデン代表に敗退しロシア・ワールドカップ本大会出場を逃したイタリア代表。
 実に50年ぶりにワールドカップ出場を逃したイタリア代表だが、代表を率いるジャンピエロ・ヴェントゥーラ監督が自身の去就について口にした。

 

「 辞任を表明していない。まだ、イタリアサッカー連盟会長と話していないからだ。先ずは私の働きについて評価がされなければならない。試合の結果が出た時、監督の手腕はほとんど重要ではない。結果が得られない時は、それは監督の責任だということは分かっていた。去就については、時機を見て伝える 」

 

 言葉は悪いが、ある意味開き直りだ。試合の流れの行方を変えるために指揮官がいるのであって、指を加えてみているのであれば素人でもできる。
 イタリアサッカー連盟会長の進退が注目されている時点で、現場の総責任者が辞任しないのは明らかに矛盾している。

 

 ヴェントゥーラ監督は、この発言に続き次のようなコメントを残し締めくくった。

 

「 このイタリア代表の一員として、一流選手たちや、将来そうなるであろう選手たちと共に働けたことを誇りに思う。残念でならない。またしても代表を指揮する落ちうことが何を意味するか理解した。それは特別なものだ。あらゆる場面で私たちを支えてくれたサン・シーロの観衆に感謝している 」

 

 イタリアサッカー連盟は、クラブレベルで結果を残せていないヴェントゥーラ監督を招聘したことは大きな罪だろう。
 チェーザレ・プランデッリ氏、アントニオ・コンテ氏が構築させたスタイルを完全に崩壊させたヴェントゥーラ監督の責任は思いの外大きなものとなりそうだ。

 

 

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