バルセロナ所属のFWリオネル・メッシ。現地時間7月5日、メッシとバルセロナは2021年まで契約延長で合意に達したと発表。
だが、未だ契約書にサインしていないとされており、その去就が取りざたされている。
一向に新たな契約書にサインしようとしないメッシ。今夏の移籍市場でFWネイマールがパリ・サンジェルマンへ移籍し、その代役にトップクラスの選手を獲得することができなかった。
数年前まで無敵の力を誇り黄金期のサイクルを構築してきたバルセロナ。
その中心にメッシがいたことは間違いないが、近年の底パフォーマンスは絶対的エースの心を揺さぶっているのかもしれない。
ネイマールという次世代のエースを売却したバルセロナにとって、メッシとの契約延長は至上命題。
だが、今のバルセロナからなら、移籍金を積みさえすればどんな選手の引き抜きも実現可能なように思えてならない。
ネイマール慰留を実現できなかった時点で、正しい道へチームを運営できていないという現れと言って良いだろう。
口頭ながら一度はバルセロナと契約延長で合意したメッシ。チームの今季のパフォーマンスそして、チーム強化に向けた具体的なプランがなければ、新天地を求める可能性も示唆されている。
具体的な交渉には発展しなかったものの、今夏の移籍市場でマンチェスター・シティが獲得に動いていたことを考えると、バルセロナはシーズンを通して火消しに回らなければならなくなるだろう。
すでに、マーケットはマネーゲーム化しており、名だたるメガクラブとはいえ、ビッグネームを簡単に引き抜くことはできなくなった。
1億ユーロ、2億ユーロと移籍金が倍々ゲームで高値を記録し続ける現状では、バルセロナは太刀打ちできる現状ではない。
最終決定権は、メッシに委ねられていると言われている。一度は生涯契約に近い契約を締結したとされるメッシだが、自身の去就をどのように考えているか注目が集まりそうだ。