ACミラン所属のGKジャンルイジ・ドンナルンマ。今夏の移籍市場で去就が注目されてきたが、ついにミランが同選手と契約延長に達したことを正式発表した。
盛んに報じられたドンナルンマの移籍騒動。
ミランが提示した契約延長オファーを拒否したことから、ファンやクラブ関係者から大きく批判を集めていた。
2018年までミランと契約を締結し、クラブが提示した新たなオファーを拒否したためこの夏の売却が有力視されていた。
マンチェスター・ユナイテッドやチェルシー、レアル・マドリーといったクラブがドンナルンマ獲得に関心を示しており、移籍は濃厚ではないかと噂され続けてきた。
選手の代理人を務めるミーノ・ライオラ氏主導で選手側の意思が発表されてきたが、一転して選手はミラン残留を熱望。
この発言により、両者が契約延長に向け進展を見せた。
現地メディアによると、ドンナルンマは2021年までの3年間の契約延長に合意。
今回の契約延長で、ドンナルンマは600万ユーロのサラリーを受け取ることになるという。
ミラン下部組織出身選手のドンナルンマ。
元イタリア代表GKジャンルイジ・ブッフォンの正統後継者として大きく期待されており、ミランにとって下部組織で発掘した“ 新生 ”の誕生を手招きして喜んでいた。
若干16歳でトップチームに昇格し、その流れで正守護神に定着したドンナルンマ。
今回の契約延長で移籍騒動はひと段落することとなるが、選手側に大きなメリットのある契約が締結されているとみられている。
ミランは、まず来季のチャンピオンズリーグ出場権確保に向け、今季リーグ3位以内でフィニッシュする必要がある。
今季の成績如何によっては、来夏の移籍市場でも移籍騒動が再燃する可能性もあり、今後の動きに注目が集まりそうだ。