今冬の移籍市場で去就が注目されるアーセナル所属のFWアレクシス・サンチェス。
これまでの報道では、今季終了後に移籍金ゼロでマンチェスター・シティ移籍が有力視されてきたが、ここにきてパリ・サンジェルマンが争奪戦に参戦したことで、選手の周辺が慌ただしくなり始めてきた。
シティを率いるジョゼップ・グアルディオラ監督は、自身が目指すチーム作りのピースにA・サンチェス獲得を熱望。
現に、今夏の移籍市場で6000万ポンドのオファーを提示したものの、アーセナル側がこれを拒否。
最終的にアーセナル残留が決定したA・サンチェス。
だが、A・サンチェスにはアーセナルとの契約延長という選択肢はない。
すでに、トランスファーリクエストを提出しているともされており、契約満了を持ってクラブ退団は決定している。
無論、アーセナルも高値で売却できるA・サンチェスを移籍金ゼロで退団させるプランはない。
冬のマーケットで売り切るために、買取先探しに余念がなく代役確保に成功した時点で、A・サンチェス売却に踏み切るだろう。
密かに画策しているのが、シティとパリSGによる競合だ。
潤沢なオイルマネーで潤う両クラブが、A・サンチェス争奪戦を繰り広げることで移籍金が高騰することを狙っているだろう。
先手を打ったのがシティだ。アーセナルのアーセン・ヴェンゲル監督は同選手の売却を頑なに否定しているものの、表向きの発言と知って良い。
すでにアーセナルでの挑戦は終わったと考えるA・サンチェスは、シティ移籍を望んでいるとも言われている。
シティは、アーセナルの動きを見定めるために、5000万ポンドのオファーを提示するとみられている。
アーセナル側も、シティが用意した条件前後で取引を成立させるともみられている。
ことを急がないのは、パリSGの出方を待っているからだ。
A・サンチェスという注目銘柄を高値で売却することはアーセナルの至上命題であり、その取引を成立させるために後釜確保に向けマーケットで奔走することとなる。
果たして、シティは首尾よくA・サンチェス争奪戦を制することができるか注目が集まりそうだ。