今冬の移籍市場で戦力補強を画策するレアル・マドリー。今季、リーグ第13節を終了した時点で首位を走るバルセロナと勝ち点差8をつけられリーグ4位と低迷。
これまで冬の補強を固くなに否定し続けてきたマドリーだが、後半戦の巻き返しに向け戦力の拡充を検討している様子。
高齢化で著しくパフォーマンスが低下している攻撃陣と、プロとして信じられないほどのミスを繰り返す守護神の補強を模索。
すでにターゲットを定めており、前線はインテル所属のFWマウロ・イカルディを、守護神にはアスレティック・ビルバオ所属のGKケパ・アリサバラガに狙いを定めているという。
今夏から継続して狙いを定めるアリサバラガ獲得に、マドリーは2000万ユーロに設定された契約解除金満額を支払い獲得に動くと見られている。
ビルバオ側は、同選手のマドリーからの関心を受け、契約延長に向け交渉を進めていたが、この交渉は事実上破断。
移籍金ゼロでの放出を避けるべく、ビルバオはシーズン途中に守護神の売却を決断するかもしれない。
これに加えペレス会長が前線の補強で獲得の可能性を探るのがイカルディだ。
昨季までの不安定なパフォーマンスを一蹴する活躍を見せる、イカルディ。
今季14試合で15得点と好調をキープするイカルディ。
インテルは、イカルディ売却に1億ユーロの移籍金を要求。
報道通りの金額で移籍を成立させることができれば、ペレス会長就任後冬のマーケットで初の1億ユーロの投資となる。
だが、これまで冬のマーケットで獲得した選手は、次々と失敗に終わっている。
これらのジンクスを考えると、1億ユーロという巨額を投資しイカルディを獲得することはリスクが高いだろう。
だが、マドリーはチャンピオンズリーグに登録できること、選手のプレースタイル、性格などを考慮し獲得の第一候補としてリストアップしている様子。
アリサバラガ獲得は事実上決定したと言って言い過ぎではないが、イカルディに関しては最後までインテルが売却を快諾するとは考えにくいのが現状だ。
今季、一応の結果を残し来夏の移籍市場で過去に例を見ないほどの大型補強を断行することを決断する可能性もある。
冬のマーケットと巡り合わせの悪いマドリーは、今後どのような決断をすることとなるか注目が集まるだろう。