マンチェスター・ユナイテッド所属のMFヘンクリ・ムヒタリアン。クラブを率いるジョゼ・モウリーニョ監督がムヒタリアンのパフォーマンスに満足していないようだ。
2016年夏の移籍市場でボルシア・ドルトムントから2630万ポンドの移籍金でユナイテッドへ加入したムヒタリアン。
プレミアリーグで約3ヶ月ほど先発から外れたこともあったが、シーズン後半は徐々にコンディションに改善が見られコンスタントに出場機会を確保。
なによりも、ヨーロッパリーグ優勝をかけたアヤックス戦で値千金のゴールを挙げ、悲願の優勝に大きく貢献した。
だが、今季プレミアリーグ第12節を終了した時点で11試合に出場しているものの、2ゴールと精彩を欠いている。
選手のパフォーマンスに懐疑的な見方を見せているのがモウリーニョ監督だ。
「 彼の最近のパフォーマンスに満足していない。1つや2つではない。3つ、4つ、5つのことを話している。彼は今季良いスタートを切ったが、パフォーマンスのレベル、ゴール、アシスト、プレス、背番号10としてのチームでの役割において、だんだんと低下してきている 」
「 他の選手たちがチャンスを得るために努力しているのだから、( ムヒタリアンがベンチ外となるのは )当然だった。全員がチャンスのために頑張っている。ただそれだけのことだ 」
現時点で売却の決断を断行するのは早すぎるが、ムヒタリアンの去就に注目しているのが古巣ドルトムントだ。
ドルトムントは、これまでビッグクラブに多くの選手を流出し続けてきたが、各クラブで結果を残すことができなかった選手の復帰を果たしている。
プレミアリーグ初挑戦ながら、加入初年度で結果を残すなど好パフォーマンスを披露したが、今季このままモウリーニョ監督が求めるパフォーマンスを魅せることができなければベンチに座ることすらできなくなることを考えると。
仮にムヒタリアンがマーケットへ出回ることとなれば、ドルトムントは間違いなく獲得に動くこととなるが注目が集まりそうだ。