アーセナルは、クラブに在籍するFWピエール=エメリク・オーバメヤンと双方合意で契約を解除したことを発表した。
2018年1月にボルシア・ドルトムントからアーセナルへ新天地を求めて以降、主力として活躍を続けてきたオーバメヤン。
約4年間の在籍で公式戦163試合に出場し92ゴールという記録を残し、18-19シーズンにはプレミアリーグ得点王を受賞。
低迷が続くアーセナルをキャプテンとして牽引するなど中心選手として活躍を続けてきた。
しかし、状況が一変したのが今季に入ってから。
今季、リーグ戦でわずか4得点と不調に陥り、2021年12月のサウサンプトン戦で規律違反を理由にメンバーから外されると、その数日後には首相の座を剥奪。
さらにアフリカネーションズカップに参加した際、代表活動中に新型コロナウイルスに感染すると、のちに大会前合宿で選手たちがパーティを開いていた映像が出回ったこともあり、素行不良からアーセナルとの関係性が悪化。
アーセナルを率いるミケル・アルテタ監督は、オーバメヤンを構想外とし今冬の売却を模索。
今冬の移籍市場では、前線の補強を目論むバルセロナが当初レンタル移籍での獲得を求めていたものの、高額なサラリーが障害となり交渉は実現せず。
指揮官が構想外とした選手への年俸支払いを嫌ったアーセナルは、オーバメヤンのバルセロナ移籍を実現させるべく双方合意で契約を解除する流れとなった。
アーセナルは、オーバメヤンの取引で移籍金を受け取る選択もあったが、バルセロナの深刻な財政難、今冬のレンタル交渉が不調に終わったこともあり、最終的に契約解除の選択をしたようだ。
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FWピエール=エメリク・オーバメヤンと双方合意で契約解除を発表https://t.co/Ri2BSY90Je— 海外サッカー移籍情報 (@soccer_Infor) February 2, 2022