ミラン、ロマニョーリと契約延長に向け代理人と接触へ

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 ACミランが、クラブに所属するDFアレッシオ・ロマニョーリとの契約を延長すべく代理人と会談を行ったようだ。
 ミランとロマニョーリの現行契約は今季終了まで。

 

 今夏の移籍市場でチェルシーから加入したDFフィカヨ・トモリの活躍などもあり出場機会が減少したロマニョーリ。
 だが、ミランでキャプテンを務めるなどクラブからの信頼も厚く、今季公式戦11試合に出場。

 

 一時、選手側からの要求が高くクラブと契約満了しフリートランスファーで新天地を求めるとも噂されてきたが、やや状況に変化が見られ始めた。
 ミランと、選手の代理人を務めるミーノ・ライオラ氏は、契約延長に向け今後本格的に交渉を行っていくとのこと。

 

 選手側の一時の強気な姿勢を軟化させ、現在受け取るサラリーの減俸を受け入れる形でミラン残留を望むロマニョーリ。
 だが、ミランが提示する条件とは乖離が見られ交渉合意に至っていないのが現状。

 

 今後、両者は条件面の差を埋める方向で調整を続けていくと見られている。
 他クラブとの交渉解禁まで残された時間は少ないが、向こう数週間のうちに本格的な交渉が行われていくことになる。

 

 ミランとしては、ロマニョーリ残留は一つの選択肢であることは間違いないが、後釜としてトモリを獲得。
 そのトモリが、想像以上のスピードでチームにフィットしロマニョーリからポジションを奪った形となる。

 

 クラブ、そして選手ともに契約延長を求めることで一致しているが、油断はできない。
 なんと言ってもこの交渉は、ライオラ案件であることを忘れてはならない。

 

 今夏にパリ・サンジェルマンへ移籍したGKジャンルイジ・ドンナルンマの件もある。
 財政に限りのあるミランにとって提示した条件の上積みは期待できない。

 

 そうなれば、ライオラ氏がどこまで選手の意向を汲み取り条件を軟化を決断できるかどうかだ。
 2015年夏にミランへ加入して以降、最終ラインを統率する活躍を披露し続けてきたロマニョーリ。

 

 成長が鈍化しているものの、年齢は26歳とまだ若く伸び代も残されている。
 適正価格で契約延長がミランにとって最良の結果となることは間違いなく、今後の動きに注目が集まる。

 

 

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