レアル・マドリー所属のGKケイロル・ナバス。フロレンティーノ・ペレス会長が、パリ・サンジェルマンへナバスの売却を画策しているようだ。
この報道、どこまで事実なのかは不透明だが、両クラブが求めている現状を鑑みると、あながちない話でもないかもしれない。
マドリーのフロントは、ナバスに信頼を置いていない。致命的なミスを繰り返すなどマドリーのゴールマウスを守るだけの存在にないと考えている様子。
クラブを率いるジネディーヌ・ジダン監督は、ナバスに対し一応の信頼を置いている。
経営層と現場の意見はかけ離れているものの、ゴールマウスに確かな実力者を迎え入れたいペレス会長は、ナバスの売却を示唆。
この夏、守護神の補強を画策していたパリSGにナバスの買取を斡旋しているという。
今夏の移籍市場でアトレティコ・マドリー所属のGKヤン・オブラク獲得に動いたパリSG。
だが、アトレティコが戦力補強禁止処分を言い渡されていたため、交渉成立は実現せず。
パリSGフロントもGKの現有戦力に信頼を置いておらず、マーケットが開くたびに新守護神獲得に注力している。
両者の思惑は完全に一致している。マドリーでチャンピオンズリーグを2度制止、昨季はリーグ優勝を経験したナバス。
パリSGがどの程度評価しているかは不透明であるが、実績を考えれば申し分ない選手。
ペレス会長が売り込みをかけているとされているが、俺は事実かどうかも不透明。
だが、ペレス会長は、早ければ今冬の移籍市場で新守護神獲得を画策しており、それが実現すればナバスは無用の選手となる。
過去にマンチェスター・ユナイテッド移籍寸前まで交渉が進められたナバス。
マドリーはナバスを評価せず、オイルマネーで潤うパリSGへ売却することとなるのだろうか?
なお、マドリーが盛んにパリSGにナバスを売却しようと試みているのは、両クラブ間に交渉を行うだけのパイプがないからだ。
近い将来、FWネイマール獲得を画策するマドリーは、ナバスをきっかけにクラブ間のパイプを作っておきたいのだろう。
ペレス会長の思惑は、実現させることができるのか?今後の動きに注目が集まりそうだ。