ナポリ、今夏に戦力刷新を画策か?クリバリ、メルテンスなど主力選手大量売却を決断とも

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 ナポリが今夏の移籍市場で戦力の大幅な刷新を画策していると現地メディアが報じた。
 近年チームを牽引する活躍を魅せていたDFカリドゥ・クリバリ、MFファビアン・ルイス、FWドリース・メルテンス等、複数の選手を放出しチームの若返りを検討しているという。

 

 ナポリの狙いは人件費の圧縮と世代交代。
 近年の移籍マーケットでは、強気な姿勢を貫き選手移籍を拒み続けてきた。

 

 だが、今季近年にないほどの不安定な戦いが続き、来季チャンピオンズリーグ出場権獲得できなれば、さらなる粛清が行われることになるかもしれない。

 

プレミア移籍が噂されるクリバリの去就は?

 

 近年、プレミア方面から熱視線を集めるクリバリ。
 今季終了のタイミングで30歳を迎えることもあり、ナポリは同選手売却のタイミングだと考えている模様。

 

 これまで推定1億ユーロという強気の価格設定を行ってきたナポリ。
 だが、推定600万ユーロのサラリーを受け取るクリバリだが、クラブはこの高額なサラリーの負担軽減を狙い今夏の売却を模索。

 

 一部の報道では、クリバリに設定する移籍金を減額して今夏の売却に踏み切ろうとしている。
 マンチェスター・ユナイテッドを筆頭にプレミアリーグの複数のクラブがクリバリ獲得の可能性を模索していると伝えられている。

 

スペイン方面が強い関心のファビアン・ルイス

 

 ナポリとファビアン・ルイスの現行契約は2023年まで。ナポリは、F・ルイスを高く評価し契約延長に向け交渉を進めているが、交渉に進展が見られない状況。
 交渉難航の要因は年俸にある。

 

 選手側は、今回の契約交渉で現年俸250万ユーロから400万ユーロに昇給しボーナスを付帯する契約を希望している一方で、コスト削減を狙うナポリは300万ユーロの条件を提示。
 交渉は二転三転する状況下にあるものの、両者の溝は埋まらずスペイン方面からのオファーを建設的に検討している模様。

 

 とはいえ、F・ルイス獲得を狙うレアル・マドリー、バルセロナともに深刻な経営難に苦しみ今夏の動きは不透明。
 年齢も24歳と若く、今後の状況次第で移籍先をヨーロッパ全土に広げオファーを待つ可能性も。

 

昨夏にも移籍が噂されたメルテンス、今夏の退団は確実か?

 

 昨年夏の移籍市場でもナポリ退団が噂されたメルテンス。今季終了のタイミングで34歳を迎え、フル稼働が徐々に難しくなってくる年齢を考慮しナポリが売却を検討。
 クラブ側は、選手が受け取る450万ユーロの高額なサラリーが大きなネックと考えているようで、獲得オファーが届けば交渉の席に付くとされている。

 

 メルテンスの去就には、スペインの複数のクラブが獲得に関心を示しており、今夏の移籍は確実視されている。

 

主力選手大量流出で若手育成路線にシフト?若き逸材獲得を狙う

 

 ナポリが思い描く通り選手売却が進めば、今夏に若き逸材を複数獲得し育成路線へとシフトすることが予想されている。
 現在ナポリの補強リストにリストアップされる選手は、

 

  • サントス所属のFWカイオ・ジョルジ
  • ヴェローナ所属のMFマッティア・ザッカーニ
  • サンテティエンヌ所属のDFアイマン・ムフェク
  • ヴェローナ所属のDFフェデリコ・ディマルコ
  • ボローニャ所属のDF冨安健洋

 

等だという。
 いずれの選手も比較的安価な価格で獲得が予想でき、サラリーの大幅な削減が期待できる。

 

 問題は、想定する主力選手の売却だろう。
 今夏の移籍市場も昨年同様マーケットは冷え込んでいるのが現状で、移籍金の大幅な減額が予想。

 

 戦力の大胆な刷新で、給与関連のコストの約40%削減を目指しているというが果たして。

 

 

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