イタリア代表やユヴェントスで辣腕を振るったマルチェロ・リッピ氏が監督業から引退することを発表した。
現在72歳のリッピ氏は、2019年11月に中国代表監督を辞任。その後、チームは率いておらずフリーの状態が続いてきたが、ついに監督業を引退を発表。
リッピ氏は自身の決断について次のとおりコメントした。
「 監督としての私の仕事は完全に終わった。これでいいだろう。監督はもういい 」
リッピ氏は1982年に34歳で現役を引退。
サンプドリアのユースチームで指導者としてのキャリアをスタートさせ、主にイタリア国内で活躍。
ナポリやユヴェントス、インテルなど有力クラブで指揮官を経験。
特に2度のユヴェントス指揮官時代には黄金期を経験し5度のセリエA優勝やチャンピオンズリーグ優勝などを成し遂げた。
リッピ氏の最大の実績は2004年に就任したイタリア代表監督だろう。
クラブレベルで培った実績を代表監督に持ち込みチーム改革に着手。
2006年に行われたワールドカップで24年ぶりにイタリア代表を世界王者に導いた。
その後、キャリアの終盤は中国で過ごし、広州恒大でAFCチャンピオンズリーグ優勝を経験。
2016年からは3年間中国代表を率いサッカー行進国の躍進に尽力してきた。
監督業引退を発表したリッピ氏の今後のキャリアは、他の役職でサッカーに関わり続けることになるかもしれない。
当面は急速に時間を当て、2021年春以降に何らかの形で再始動することとなりそうだ。
マルチェロ・リッピ氏
監督業引退を表明https://t.co/sLFdvMC4eT— 海外サッカー移籍情報 (@soccer_Infor) October 24, 2020