レアル・マドリー所属のMFルーカス・バスケス。カタールのクラブから金銭的に好条件のオファーを受け取ったことで去就が注目されていた。
クラブ側は、今後の去就を選手の決断に委ねていたが、どうやらバスケスはマドリー残留を決断したようだ。
マドリーとバスケスの現行契約は2021年まで1年残しているが、昨年夏の大型補強や若手選手らの台頭などもあり出場機会が激減。
選手本人が移籍を希望するのであれば、クラブは選手の意向を汲み取りオファーを受け入れる見通しだったとされている。
具体的な条件面は明らかにされていないが、バスケスに届いたオファーは破格の条件だとされている。
だが、バスケスは今後もマドリーで継続してプレーを続けることを希望し、カタールから届いたオファーに断りを入れた模様。
マドリー下部組織出身の生え抜き選手であるレギロン。
14-15シーズンにエスパニョールへレンタル契約でプレーしたことを除けば、マドリー一筋。
過去3シーズン、途中交代出場などを含めれば公式戦50試合前後にコンスタントに出場。
高いポリバレント能力と攻守に豊富な運動量がバスケスの最大の売りで、途中出場からでも試合の流れを変えるスーパーサブのような活躍も披露してきた。
新シーズンのジネディーヌ・ジダン監督の下で出場機会を掴むことができるかどうかは定かではないが、複数のポジションで起用できるバックアップとしてジダン監督は評価しているに違いない。
一時、マドリーは今夏の移籍市場でバスケス売却の可能性を探っていたことは事実。
バスケスの29歳という年齢を考えれば、欧州外へ新天地を求めることは早すぎることもあり、クラブは選手の希望を汲み取る形で決断を迫ったものとみられる。
新シーズン、スタメン勢を脅かすようなパフォーマンスをバスケスが披露することができれば、新契約を勝ち取る可能性も考えられるだけに、さらなる奮起が期待される。
レアル・マドリー所属のMFルーカス・バスケス
カタールからの好条件のオファーもクラブ残留を決断へhttps://t.co/fzes9T9Suq— 海外サッカー移籍情報 (@soccer_Infor) September 15, 2020