レヴァークーゼン所属のMFカイ・ハヴェルツ。今夏の去就が注目されるハヴェルツに対し、チェルシーが巨額のオファーを用意しているようだ。
今夏の移籍市場でビッグクラブ間の熾烈な争奪戦が繰り返されているのが現状。
レヴァークーゼンは、ハヴェルツ移籍で1億ユーロの移籍金を要求している。
だが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で獲得を望むクラブの多くが財政面に大きなダメージを受けており、レヴァークーゼンが求める条件をクリアできないのが現状。
そんななか、大きく争奪戦をリードしているのがチェルシーだと言う。
チェルシーは、すでにハキム・ツィエクとティモ・ヴェルナーを補強するなど積極的なマーケットを過ごしている。
補強禁止処分などの影響もあり過去2回のマーケットでの補強を見送り、エデン・アザールやアルバロ・モラタ売却益がそのまま現金として残されていると言う噂もあり。
今夏に計上する補強予算は推定3億ユーロとも噂されており、残された予算は少なく見積もっても1億5000万ユーロから2億ユーロはあるのが現状。
財政面で苦しむ各クラブを背景に、夏のマーケットに投じられるビッグネームを乱獲りを続けるチェルシー。
ハヴェルツ自身、プレミアリーグ挑戦を建設的に捉えており、チェルシーからの関心も好意的だと言う。
ただ、新天地に求める条件として来季チャンピオンズリーグ出場を求めている。
潤沢な資金を持つチェルシーだが、今季リーグ第34節を終えた時点で暫定ながら3位をキープ。
過密日程でリーグ消化が進んでいくなか、選手層に不安を残すチェルシーに今後不足の事態が起こらないとも限らないのが現状。
他クラブのオファーに耳を傾けつつ、チェルシーのCL出場が確定した時点で交渉を進めていくことになるかもしれない。
なお、レヴァークーゼンはハヴェルツの売却を急いではなく、ルディ・フェラーSDは噂について次のようなコメントを残した。
「 現段階で何もなく、彼は私たちの選手だ。私個人としては、彼がもう1年いると言うことを願っている 」
選手の近年の活躍を考えれば、コロナ禍で移籍金が下落している今夏のタイミングで無理に放出することは考えたくはない。
市場価値のさらなる上昇も見込める上、レアル・マドリーやバイエルン・ミュンヘンといったクラブも争奪戦に参戦する可能性が高まるため、更なる移籍金収益も見込める。
ただ、レヴァークーゼンというクラブの枠に収まり切らないハヴェルツだけに、今後の去就に大きな注目が集まるだろう。
チェルシー
レヴァークーゼン所属のMFカイ・ハヴェルツ争奪戦をリードか?https://t.co/RtVnv2cjKo— 海外サッカー移籍情報 (@soccer_Infor) July 7, 2020