トッテナム所属のFWハリー・ケイン。マンチェスター・ユナイテッド移籍の可能性が浮上した。
報道によると、今夏の移籍市場でケインがユナイテッド移籍を希望していると伝えた。
今季、苦しい戦いを強いられるトッテナム。
ダニエル・レヴィ会長は、今季チームがタイトル獲得を逃すことになれば、チームの絶対的エースであるケインを失うことになるのではないかと危惧しているという。
リーグ第28節終了時点で、暫定ながら7位につけるトッテナム。
前半戦の低迷でリーグタイトル獲得は不可能で、来季のチャンピオンズリーグ出場権確保が今季のノルマだろう。
現地メディアによると、ケインはタイトル獲得への挑戦を希望。
新たなサイクル構築に向けトッテナムの補強戦略は続いているが、選手本人は新たなプロジェクトを待つつもりはないとのこと。
両者が築き上げてきた蜜月な関係を考えれば、ケインのトッテナム退団は考えにくいところ。
このままトッテナムで中心選手として活躍が期待されるが、移籍の可能性があるとすれば選手側がサラリーアップを求めた場合だろう。
ケインは、チームで唯一サラリーキャップ対象外の選手。
クラブトップのサラリーを受け取っている現状で、更なる昇給を求めればクラブは難しい決断を強いられることになる。
トッテナムとケインの現行契約は2024年まで。
来季スタート時点で27歳を迎えることもあり選手としてステップアップのタイミングは理想的だろう。
クラブは選手慰留に向け現行契約の見直しを模索。
週給20万ポンドの新契約を用意し、ケインとの新契約締結に向け動く。
この動きにケインが、どう反応するかが注目。
昨年、クリスティアン・エリクセンが新契約締結を拒否し、最終的に今冬に格安の移籍金でインテルへ新天地を求めた。
とりわけ強いパーソナリティでマーケットを渡り歩いてきたレヴィ会長。
今回の報道の真相はどこに隠されているか分からないが、仮に選手が移籍を志願した場合、クラブの決断は。
ケイン売却で、トッテナムは推定1億5000万ポンド程度の収益を得るとの報道もある。
近年、戦力補強で後手に回る印象の強いトッテナだが、今後の動きに注目。
トッテナム所属のFWハリー・ケイン
マンチェスター・ユナイテッド移籍の可能性が浮上
選手が退団を決断との報道がhttps://t.co/hL8J5knGTn— 海外サッカー移籍情報 (@soccer_Infor) March 6, 2020