エヴァートンは、今季クラブを率いてきたラファエル・ベテニス監督の解任を発表した。
これまで、バレンシアやリヴァプール、ニューカッスルなどの監督を歴任してきたベニテス氏。
今夏にカルロ・アンチェロッティ元監督がレアル・マドリーへ移籍したことで空席となったエヴァートン監督に3年契約で就任。
経験豊富な手腕が高く評価されての就任であり、プレミア6に肉薄する戦いが期待されていた。
その期待に応えるべく、プレミアリーグ開幕6試合で4勝1分1敗という好成績でスタート奪取に成功したものの、以降13試合でわずか1勝と急ブレーキ。
今季、リーグ第19節終了時点で16位と降格争いを演じる大失態。
順風満帆のスタートを裏切る形でリーグ中盤戦を迎えたベニテス・エヴァートン。
就任当初より、宿敵リヴァプールを率いていた過去などからサポーターの指示を得られておらず、今冬の移籍市場で自身との関係が悪化したDFリュカ・ディニュをアストン・ヴィラへ放出したことでサポーターとの関係がさらに悪化。
成績不振、そしてサポーターの後ろ盾を失ったベニテス氏に残された最後の道は、指揮官から身を引くことだった。
クラブは、後半戦立て直しに向け指揮官解任という劇薬の注入を決断。
就任からわずか半年という短期間でベテニス監督の解任を決断した。
クラブは、後任人事にも着手しておるクラブOBでチャンピオンシップ(英2部)のダービー・カウンティを率いるウェイン・ルーニー監督や、元チェルシー指揮官のフランク・ランパード氏、ベルギー代表のロベルト・マルティネス監督らの招聘を検討しているようだ。
エヴァートン
ラファエル・ベニテス監督解任を発表https://t.co/ulIqbog1TP— 海外サッカー移籍情報 (@soccer_Infor) January 17, 2022