先日、ジネディーヌ・ジダン監督の他人が決定したレアル・マドリー。
急転直下の辞任劇に、クラブは大きな打撃を受けたが来季の構想をいち早く構築させるため、マドリーは新監督人事に着手した。
シーズン途中に、ジダン監督解任説が浮上した際に、新監督候補にリストアップしていた人物と接触を行うことを計画。
トッテナムを率いるマウリシオ・ポチェッティーノ監督とドイツ代表のヨアヒム・レーヴ監督の2名だ。
マドリーのファーストチョイスは、ポチェッティーノ監督。
トッテナム指揮官就任以降、限られた戦力でチームを上昇気流に乗せ常勝軍団に導いた。
ポチェッティーノ監督の手腕を高く評価するマドリー幹部は、ジダン監督が無冠で終わった場合、ポチェッティーノ監督をこの夏の招聘の可能性を探っていたことは事実だ。
だが、問題は現地時間5月24日にトッテナムと新たに5年間の契約延長を締結したばかり。
移籍実現の可能性は非常に低いのが実情だ。
両者の契約にどのような条項が織り込まれているか不明だが、一部の報道によると『 ポチェッティーノ監督がマドリー移籍を望めば、ダニエル・リーヴィー会長は交渉の席に着くことを許可するだろう 』という合意が存在していると言われている。
一方で、2人目にリストアップされているのがレーヴ監督。
先日、ドイツ代表と2022年まで契約を延長したばかりだ。
メディアによると、『 契約を早く打ち切る可能性を探るべく、レアル・マドリーはすでにコンタクトを取った 』と伝えた。
ロシア・ワールドカップ本大会終了前に、ワールドカップ・カタール大会までチームを託すことを決断。
だが、仮にロシア・ワールドカップでドイツ代表が早期敗退するようなことがあれば、レーヴ監督の去就問題に関わるだろう。
ポチェッティーノ監督の評価が急上昇する前は、レーヴ監督がマドリー新指揮官の最有力候補とまで言われた人物。
両者と交渉を進めるとみられるマドリー
プライオリティは、クラブレベルで実績の高いポチェッティーノ監督の方か?
チャンピオンズリーグ3連覇を成し遂げたチームの高齢化は顕著であり、今夏に大幅な世代交代を推し進めることが噂されている。
新指揮官にとって、初年度が勝負の年になるだけに、現世界一のクラブの新指揮官就任は大きなプロジェクトであり、慎重に検討していくこととなりそうだ。