ACミランUEFAのFFP回避できず
最も重い、UEFA主催試合出場権剥奪処分を言い渡されるhttps://t.co/V1dV9JU14V— 海外サッカー移籍情報 (@soccer_Infor) June 27, 2018
UEFAが、ACミランに対し今後2シーズンUEFA主催大会への出場停止処分を下したことを発表した。
UEFAの発表によると、
「 クラブ財務管理機関( CFCB )の審議委員会は、ミランがUEFAのクラブライセンス、ファイナンシャル・フェアプレー( FFP )規則を違反したとして、決断を下しました。クラブは次の2シーズン( 18-19、19-20シーズン )UEFAの大会に参加することはできません 」
「 この決定は、UEFAクラブ財務管理機構を規定する規則の第34条(2)ならびにUEFA規約の第62条および第63条に従い、スポーツ仲裁裁判所( CAS )に上訴することができます 」
今季、リーグ戦を6位でフィニッシュしヨーロッパリーグ出場権を確保していたミランだが、今回の決定により出場権が剥奪さレテしまうことに。
これにより、7位で終えたアタランタがグループリーグ進出、8位フィオレンティーナが予選に参加することとなる。
だが、ミランにとって救いの手が残されていることは間違いない。
UEFAの発言通り、ミランは今回の決定をスポーツ仲裁裁判所へ上訴することができるからだ。
来季の決定を覆すことは時間的に困難だが、19-20シーズンに関しては話は別。
スポーツ仲裁裁判所がこれまで見せてきた多くの判例は、決定を覆すまたは軽減する判決を残している。
無論、ミランは上訴することとなるだろう。
だが、問題は財政状況の著しい悪化。FFPの名目がクラブの財政能力の健全化である。
昨年夏に、推定2億ユーロもの補強資金を投資し戦力をかき集めたミラン。
その代償は思いの外重かったというわけなのだろう。
FFPの制約で中心選手売却を余儀無くされるであろうと見られていたミラン。
今回の発表が全てであれば、欧州カップ戦不出場だけの判決のようなので、補強資金に関しての制約はないと考えられる。( 続報を待たなければいけないが )
そう考えると、ジャンルイジ・ドンナルンマやスソ、レオナルド・ボヌッチといった主力選手の流出を阻止することができれば、来季も戦力は維持することができる。
追加の制裁があるとすれば、今後発表されることとなると考えるが、悲願の欧州カップ戦への返り咲きに失敗したミランだが、失態は間違いなく経営層にあると考えるのだが。